おはようございます。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。

 

NYダウは1.30%安の34,265.37と6日続落、NASDAQは2.72%安の13,768.92と4日続落、S&P500は1.89%安の4,397.94と4日続落しました。

 

米国債10年物利回りは、1.770%と4bp低下しました。米国債2年物利回りは、1.016%と1bp低下しました。

 

ドル円は、1ドル113.678円とドル安円高基調で推移しています。

 

WTI原油先物は、1バレル84.84ドルと高値圏で推移しています。

 

SOX指数は、1.72%安の3,434.79と4日続落しました。

 

大証ナイトの日経平均先物は27,220 ▼300、CME日経平均先物は27,225 ▼0となっています。

 

先週末の米国株式市場は、主要3指数ともに午前中にプラス圏に浮上するなど買い戻しの動きが先行しましたが、取引終盤にかけて値を崩す動きが徐々に強くなりほぼ安値引けの展開となりました。

 

前の日同様に、米長短金利は低下傾向を示してはいるものの、25日(Tue.)、26日(Wed.)に開催されるFOMCを前にポジション調整の売りに押される展開が継続しました。

 

先週末の東京株式市場において東証REIT指数が上昇したように、米長短金利が低下傾向であることを映してREAL ESTATE(不動産)が堅調だったほかは、前の日同様ディフェンシブセクターであるHEALTHCARE(ヘルスケア)、CONSUMER DEFENSIVE(生活必需品)、UTILITIES(公益事業)が消去法的に買われる展開となっています。

 

本日の東京株式市場も、FOMCを前に動きづらい状況が継続することが想定される中、もともと週間でみても取引の少ない月曜日ということもあり、下値を売りたたく動きも限られるのではないかと思います。

 

また、週末の下落を見越してヘッジ売りをかけていた向きの買い戻しもある程度見込めることから、安く寄り付いた後はもみ合った後下げ幅を縮める展開となるのではないかと考えています。

 

そういった動きが早い段階で出た場合、改めて売りなおされて下値を模索する動きが再発する可能性も高いため、ある銘柄に買い判断を下すときは長期で持ち続けるだけの資金管理とメンタル管理が必要だと思います。

 

資金逃避的にディフェンシブセクターが買われているのも、ある意味守りの姿勢が有利と市場が判断している表れだとみているので、今は値上がり益で儲けようとする投資判断よりインカム狙いの保守的な投資戦略が奏功しそうです(ただし、FOMC通過後にあく抜け感から逆回転が起こる場合も想定していおきたいところ)。