おはようございます。
昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。
NYダウは0.89%安の34,715.39と5日続落、NASDAQは1.30%安の14,154.02と3日続落、S&P500は1.10%安の4,482.73と3日続落しました。
米国債10年物利回りは、1.811%と4bp低下しました。米国債2年物利回りは、1.027%と3bp低下しました。
ドル円は、1ドル114.143円とドル安円高基調で推移しています。
WTI原油先物は、1バレル84.53ドルと高値圏で推移しています。
SOX指数は、3.25%安の3,494.75と3日続落しました。
大証ナイトの日経平均先物は27,500 ▼290、昨晩のCME日経平均先物は27,365 ▼210となっています。
昨晩の米国株式市場は、一日の大半が堅調な推移を見せていましたが、取引終了2時間前の日本時間5時ごろから急激に売りに見舞われ、次第に値を崩すと取引終了まで下落トレンドが継続し、主要3指数がそろって続落する展開となりました。
米長短金利は低下傾向を示してはいるものの、FRBの金融引き締め策への警戒感は根強く、東京株式市場同様にボラティリティの高い相場となっています。
本日の東京株式市場は、引き続き米株価指数先物に振り回される主体性のない相場展開となりそうで、ひとまず前場寄り付きは下げてからのスタートとなりそうです。
大証のナイト・セッションとCME取引所の立会時間は1時間のタイムラグがあるので、CME日経平均先物の数値にさや寄せして寄り付きそうです。
米国株式市場では金利敏感銘柄やディフェンシブ銘柄が相対的に強いトレンドが継続しており、景気腰折れへの警戒感を映す相場展開は、本日の東京株式市場でも引き継がれるのではないかと考えています。
S&P500における11あるセクターのうち、HEALTHCARE(ヘルスケア)、CONSUMER DEFENSIVE(生活必需品)、UTILITIES(公益事業)がディフェンシブセクターとされており、それにFINANCIAL(金融)を加えた金利上昇局面で恩恵を受けたり、不況時でも強い銘柄が相対的に強そうな空気を感じます。