おはようございます。
昨晩の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。
NYダウは1.51%安の35,368.47と3日続落、NASDAQは2.60%安の14,506.90と反落、S&P500は1.84%安の4,577.11と反落しました。
米国債10年物利回りは、1.877%と8bp上昇しました。米国債2年物利回りは、1.047%と8bp上昇しました。
ドル円は、1ドル114.618円とドル高円安基調で推移しています。
WTI原油先物は、1バレル85.88ドルと高値圏で推移しています。
SOX指数は、4.44%高の3,727.24と反落しました。
大証ナイトの日経平均先物は28,000 ▼250、昨晩のCME日経平均先物は28,010 ▼290となっています。
昨晩の米国株式市場は、米長短金利が急上昇したことやWTI原油先物が一時7年3ヶ月ぶりとなり1ドル86ドル台まで上昇したことによりインフレ懸念が強まり、ハイテク銘柄を中心に売られ、主要株価指数がそろって大幅に下落しました。
マイクロソフト(MSFT)が買収を発表したアクティビジョン・ブリザード(ATVI)や同業のエレクトロニック・アーツ(EA)が上昇したほか、オイルメジャーのエクソン・モービル、農業機械のディア&カンパニー(DE)やキャタピラー(CAT)など一部のシクリカル銘柄を除いてはほぼ全面安の展開となっています。
本日の東京株式市場は、東証一部においては1月14日(Fri.)の日経平均株価安値27,889.21、TOPIX安値1,962.03を試しに行く展開となりそうです。
昨晩の米国株式市場で、米長期金利が上昇したものの米短期金利がそれ以上の上昇率で上昇したためイールドカーブのフラット化が進んだことや、決算が嫌気されたゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン・チェース(JPM)が大きく下落したことで、本日の東京株式市場においても昨日同様に金融株全般に売りが波及すれば大型株の値動きに左右されるTOPIXも下落率が大きくなる懸念があります。
また、NASDAQに下げ止まりの兆候が見えないことで、東証マザース指数も昨年来安値を更新する可能性が高く警戒したいところです。
しかし、米株価指数先物が反発する流れとなれば、下値を伺う動きが沈静化し買い戻しの展開となることも考えられるので注意したいところです。