瀬戸内寂聴さんの半生を描く映画「あちらにいる鬼」観てきました。
Watched Japanese film “2 Women”
*これは2022/11/12に観た映画の記録。
瀬戸内寂聴さんの出家を描いた作品です。
僕は昔、栃木県の宇都宮へ寂聴さんの講演を聞きに行き、そのあと餃子を食べた記憶があります(←聞いてない)。
▪️
作家瀬戸内晴美さんが不倫の末に出家して、
→瀬戸内寂聴という尼僧になり、
→更に卍解してケータイ作家ぱーぷるさんになったことは、
Z世代のあなたには、とんとわからないかもしれません。
このお話は寂聴さんが作家、瀬戸内晴美さんだった頃、
作家、井上光晴さんと不倫の恋愛をしていた頃のおはなし。
そしてこれは、お相手の井上光晴さんの息子の井上荒野さんが書いた、同名小説を原作としています。ほぼ実話なんでしょうな。
僕は原作未読です。
▪️
寺島しのぶさん演じる瀬戸内晴美と、豊川悦司さん演じる井上光晴さんの、アウトローな婚外恋愛を描きます。
しかし物語のキーになるキャラクターは、井上光晴さんの奥さんの広末涼子さんなのでした。。
▪️
すげー映画、、というか、すげーカップルを見た!
不倫してる瀬戸内晴美さんも井上光晴さんも、
そしてその奥さまも、、”社会常識”の枠におさまらず淡々と非常識な日常をすごしているのでした。
時代の倫理観なんて一時的で、その時代の人たちが安心したいためだけのもの。どんどん超えていけばいい。
芸術家はこうでなきゃ!
96点!!
▪️
*セックスのシーンがまあまああるけど、そんなにどぎつくないので安心してみれます
でも寺島しのぶさんのあえぎ声がかん高くて、僕は聴覚過敏気味なので、ちょっと耳ざわりでした
*トヨエツ演じる井上光晴のエロセクシーなことよ。。
優しくて非道い。だから魅力があります
▪️
そういえば以前、「失楽園」の渡辺淳一先生が、不倫で悩む人の人生相談に答えており、
先生の回答は、「不倫相手が1人だから悩むんだ。不倫相手が10人いたら悩まない」といったもので、衝撃を受けました。
見る高さが変われば、問題が問題ではなくなるという素敵なアドバイス笑
▪️
この映画の登場人物たちをみて、僕は思い込みや諦めで、ちぢこまった人生を生きているような気がしてきました。
このページ終わりです。