【観といてよかった!】映画「もっと超越した所へ。」観てきました。
Watched Japanese film “Motto Chouetsu Shita Tokoro e”
4組のカップルの恋愛模様の映画です。
ラストシーンが衝撃的だと言うことで話題になってます。
僕は、大どんでん返しとか衝撃のラスト!の宣伝によわくて、、じゃあ観てくるかと劇場へ。
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鑑賞前
鑑賞後
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なるほどね。
たしかに「超越したラスト」でした笑
どんなラストが来るんだろうと身構えてても、
しっかり驚かされるから、やっぱり映画って観てみないとわからないよなー。
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おはなしは、、4組のカップルのおはなしが同時並行で進みます。
・ファンもたくさんいるイケメンのインフルエンサー付き合う女性、
・安売りの殿堂ドンキホーテが大好きな、DQNぽい(死語だし差別的だし、ほんとは使っちゃだめな言葉)男の子と付き合うギャル、
・毎回指名してくれる客のことを好きな、シングルマザーの風俗嬢、
・ゲイと同棲している女性、
これら4人の女性が主人公で、それぞれのパートナーに対して思う気持ちを描きます。
ロマンティックコメディです。
そして最後に待ち構える「超越したラストシーン」。
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いわゆる”ダメンズ”と付き合ってる女性たちのお話です。
基本的にガールズエンパワメントのテーマだと思うのですが、ちょっとリアリティーに欠けるような気がしました。
いろいろ違和感が多かった。
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僕は、最後にやってくる「超越したラストシーン」にはたしかに度肝を抜かれました。
しかしながらこの時、主人公の4人の女性たちが最後に決断してとる行動が、、ネタバレになるから言いませんが、
「女性ってこんな行動するかな、、」と、ちょっとピンときませんでした。。
しかしながら著名な女性の脚本家による脚本ですし、、
じゃあこういうアクションをとる女性もいるのかもしれない、
とぼんやり思ってみたり。
でも腑に落ちない。
あんなことするかな。
過去を振り返らず次に行くんじゃないのか。(そうであってほしいという僕の願望もあり)
僕はこの「超越したラスト」は好きじゃあなかったです。
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あとまた特に違和感を感じたのが、風俗嬢の物語の描写全般。
*客のことを好きになるのか(好きになった人を知ってるけど、あまり一般的ではない気がして)
*シングルマザーになったいきさつも、腑に落ちなかったです。
そんな風俗あるのか、、あるかもしれないけど、ああいう展開になるかな、、とか。
*「あたし馬鹿だからさ」っていうのが口癖の嬢の描写も、なんか古臭く感じたな。
4組のカップルのうち、この風俗嬢の話だけが、まるで落語のような時代錯誤感があり、江戸時代の人情噺をみてるような気になりました。
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あと、ほとんどのダメンズ描写が「経済力がない」一辺倒だったのも、違和感がありました。
DVは描かれてないんですよね。良いことではあるんだけど。
暴力は振るわないけど、束縛やモラハラはする、そして共通して経済力がない、
そんなダメンズの描写の色どりのなさ(そんなもんあるか笑)に興醒めでした。
経済力がないからダメンズ、ではなく、経済力があってもダメンズという描写がみたかったです。
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さて、ふたたび話題の「超越したラストシーン」の話に戻しますと、
これは「8時だよ全員集合!」みたいだと思った。
コントが終わって舞台が回転、岩崎宏美が「聖母たちのララバイ」を歌いに出てくる感じ笑 ←つたわれ)
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観てない人は観てから是非確認していただきたく笑!
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俳優さんたち全員の演技はとても素晴らしかったです!
前田敦子さんはいつもながら素晴らしい演技、
千葉雄大さんのゲイ役はハマりまくってますね。
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ラストの大どんでん返しを見るまでは、
僕の点数は恋愛オムニバス映画として77点でした。
でもラストシーンを見て、下がってしまいました。
最終的な点数は66点です。
でもこれはとても話題性のある映画だと言う事は間違いないし、見ておいてよかった。
映画「もっと超越した所へ。」見た?
と聞かれたら、見た!と言えたら、とても良い映画だと思います。
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本作は、
時間を遡るシーンがあったので「ちょっと思い出しただけ」を思い出したり、
同時並行に進みますがオムニバスなので「偶然と想像」も思い出しましたよ。
でも「ちょっと思い出しただけ」と「偶然と想像」は僕の中で飛び抜けてすごいので、本作はそれらと比べたら見劣りするな。好きな人ごめんなさい。
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ありそうだけど、なかなか他の作品はやらない大どんでん返しのラストシーンです。
なのでこれは観ておいて良かった!といえる作品です。
是非ご覧になってください。
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