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長渕剛師匠(勝手に思っているだけだが…)が全国ツアー「RUN FOR TOMORROW」の神奈川公演で左膝の靱帯を損傷するけがを負って、全治6週間との新聞記事を見た。自分にとっては小さな頃から大好きなシンガーの一人で、カリスマ的存在である。
8月12日の福島公演から復帰する予定とのことなので、それまでは安静に養生して頂きたいと思う。
 
今日は長渕師匠の事を書かせて頂く。
 
年末の紅白で石巻市立門脇小学校で熱唱した「ひとつ」は今でも我が心の中に響いているが、その「ひとつ」を手元に置きたいと、先日発売された新アルバム【Stay Alive】を購入した。全11曲が収録されていたが、すべてが心に響き最高の音楽であった。その中でも、原発被災地の福島県浪江町の歌「カモメ」に泣きました。
長渕師匠は東日本大震災以降、何度も被災地を訪れ、被災された方々に寄り添い、また復旧・復興活動を行なう自衛隊員たちを激励するなど、自身の活動を通してさまざまな支援活動を行なってきました。また『報道STATIONスペシャル「愛おしきあなたへ」』では、古舘伊知郎氏とふたりで、福島第一原発20キロ圏内の地域に足を踏み入れた。そこが浪江町です。
そこで福島の現実を直視して「そこは自分たちの明日だった。もはや原発の有無を問う余地はない。立場や名刺はいったん脇に置いて、いち個人として現実を直視し、感性で見つめて欲しい」と語っている。また、昨年夏に自身の故郷・鹿児島に招待した浪江町の子供たちとの触れ合いを振り返り「別れ際に彼らを抱き締めて、心のなかで指切りげんまんをした。大丈夫だよ、大人たちが動いて、この世を変えていくからって。未来の子供たちのためにも、変わらないかもしれない、ではダメ。変えなければならないとも語っています。
 
 
カモメ
作詞・作曲 長渕 剛
 
 
浪江の街の請戸の港カモメの群れが飛んでる
秋のコスモスが咲いて
子供たちがはしゃいでる
請戸の海から魚たちも
川を上ってしぶきをあげてる

浪江の街の立野の丘に
牛たちの群れが生きてる
立ち並ぶ朝の牛舎から
生き物の匂いがあふれてる
男たちは藁をはこび
毎日うしたちの背中をさすってる

だけど全てが消えてしまった
全てが無くなってしまった
子供の声も消えちまった
漁師の声も消えちまった
農夫の声も消えちまった
牛たちの姿も何もかもが
やせ細った野良牛たちの
瞳をどうやって見つめればいいの

僕が歩いてきた道はただしかったのか!
したたり落ちてく命の
最後の最後の一滴を
こめかみに突きつけてみた
今一度問いかけてみた
僕たちがあるいてきた道は本当に正しかったのか!

浪江の街の駅前の
ひしゃげたまんまの商店街
パン屋も床屋も雑貨屋も
命の音が聞こえない
全滅していた暮らしの中
壊れた信号機だけが点滅していた
僕はただたちつくし空を見上げて泣いた

男たちは牛たちの乳を泣きながら搾っている
来る日も来る日も毎日
泣きながら乳を搾ってる
すてては搾って搾っては捨ててないている
男は牛舎でつぶやいた
『原発さえなければ。。。』

秋のコスモス畑で
も一度君たちと会いたい
秋のコスモス畑で
も一度君たちと唄いたい
秋のコスモスは岳で
君の背中を追いかけたい
秋のコスモス畑で
君の背中を追いかけたい
請戸の海から上る朝陽に
も一度抱かれて泳ぎたい

行きたいと叫びながら
消えてった農夫たち
生きたいと叫びながら
消えていった漁師たち
生きたいと叫びながら
消えていったあのときの夕焼け
やせ細った野良牛たちの
瞳をどうやって僕は見つめればいいの

浪江の街の請戸の港
カモメの群れが飛んでる
4本の煙突の向こう
何も知らずに飛んでる
低くたれこめた真冬の空
ハラハラと白い雪が降っていた

止めてくれ
原発を
止めてくれ
今すぐ
母親から子供を引き裂き
子供から母親を裂く
乳房をくわえる赤子の
瞳をどうやって僕は見つめればいいの

帰りたいな
WOW
  WOW  WOW WOW
帰りたいな
WOW
  WOW  WOW WOW
生まれた場所へ
WOW  WOW  WOW WOW
帰りたいな
WOW
 WOW  WOW WOW
命の音を抱きしめて
浪江のカモメが空を飛んでゆく

カモメよ
飛んでくれ
カモメよ 空高く
高く 高く 高く 高く 高く
飛んでくれ
母親から子供を引き裂き子供から母親を裂く乳房をくわえる赤子の
瞳をどうやって僕は見つめればいいの

 
 
 
福島第一原発20キロ圏内の地域に、実際に足を踏み込んだからこそ、作れた歌、そして我々県民の心に残る歌なのでしょう!
まだ、福島県内には、立ち入りできない町村があります。
それなのに、この国の政治はまだ原発を続け、再稼働してしまいました。
何の安全保障もないのに… 
全国で毎週のように行われている「原発反対集会」が行われているというのに…
国民の声が届いていない…

 
福島県民の痛みを、東北の悲しみをまた繰り返すというのか……そう思えば、湧き上がる悲しみと怒りがこみ上げてくる。
 
未来ある子どもたちのために、必ず我々大人が変えていかなければならないと思う! 
 
 
【今日のトレーニング】
10キロ56分で走りました。徐々にペースを上げています。
 
 
何苦楚魂