先週は、2つの研修を受講して


自分に何が足りないのかを再認識した。



1.ファシリテーション能力


他人の頭に潜むアイディアや意見まで


まとめられていない状態の「情報」を


如何に引き出すか。


そして、その情報を何につなげていくのかの


方向性を話をする中で明確化する能力。


通常の俗に言う「ファシリテーション」よりは


より高いレベルを指す。



2.心を打つような記憶に残る言葉を創り出す能力


これも日々の鍛錬しか近道はないのだが、


言葉の持つ素晴らしさを


他人の引き出しも借りつつ言葉を形成する能力。


他人の受け売りでは駄目であり、かといって


自分の思いの押し売りでもいけない。


両方通行があってはじめて存在するもの。



3.勢いのある行動


よく考えてから行動するのが原則だが、


ときには場面をみて、勢いのある行動で


チームや他人の心に火をつけることが


できる能力のこと。


自らが「ここだ」と決めたところへ


一気に一心不乱に向かってまずダッシュである。


ときには、そんな勢いが重要である。



こんなことを、他企業の方々から学びました。


これを実践している某企業は本当にすごいプロ集団


だと尊敬します。


あと、その企業の方に言われた刺激的な言葉は


「〇〇さん、あんさんの会社に


師匠と呼べる人は上司で存在します??」



これにはかなり驚かされました。


あこがれる先輩はいるが、師匠といえる人は


いるか、若干悩んでしまいました。



その人の定義によれば、


師匠=本当の危機を自らの力で乗り切った人


だそうです。



決して格好いい仕事をしているからでもなく、


能力やスキルの問題ではなく、


その人そのものだそうです。


かなり難しい問いかけで正直うろたえました。



あと土日の研修では、


企業は生き残るために、減価償却の年数や


定額法や定率法の選択など、なりふり構わず


如何に短期の収益をあげるかに


尽力を注いでいるかを考える場となりました。



それにくらべて、うちは...


日産のV字回復の裏にも


有価証券の売却によるフリーキャッシュフローの


大黒字とそのキャッシュの活用(販売促進費?新車開発費?)


が存在し、


キャノンの国際競争力の支援にも


減価償却の耐用年数の変更などの


政府の後押しもあり、


はたまたJALの経営不振には


定額法から定率法へ変更したかつての


経緯がより追い討ちをかけている(初期の


減価償却が大きく燃費や輸送性に優れる


新機体を購入できない)悩みが


あるなど、


企業会計をめぐるドラマは


非常に面白かったです。