ものごとを考えるとき、


じぶんの目線が


そのくらいの位置から


その事象を捉えようとしているかは


常に意識すべきことだと考えています。



私のような若手社員の日々の業務で抱える


問題点や課題点は、


その本質をたどっていくと


風土や企業DNAなどに起因することも


少なくありません。



日々の業務は、地上5m程度から


事象を見ているからこそ実行できる


性質があり、


一方で企業風土や会社の体質は


地上100mくらいからの視線で見ないと


網羅的には分析できないものと言えるでしょう。



さらに言えば、


世界情勢や日本の経済動向、人口減少社会、高齢化社会、


など日経新聞やビジネス雑誌に掲載されている事象は


地上高度約10000mくらいから視点で、ものすごくおおざっぱに


捉えたものと認識すべきだとも言えます。



こういった目線の高度を自分なりに客観視できるようになれば、


きっとそれぞれの因果関係も


自分なりのアルゴリズム図で理解できるように


なってくると考えています。



若手から中堅へ、中堅から管理職へ、


そして管理職から経営層へと階段を上がるたびに


日々の遂行業務の高度は徐々に上昇する傾向が


確かにありますが、しかし決して


時には意図的に高度を下げて、目線を現場にあわせることも


重要だと思います。


By たか