今や世界を席巻する
日本のアニメですが
私が夢中になっていた頃は
「漫画」と呼ばれておりました
中学校の下校時に
JRではなく国鉄奈良駅の
キヨスクではないホームの売店で
少女フレンドやマーガレットや
少女クラブを買うのが
どれほど嬉しかったことか
小学校6年生の時には
1.2だった視力が
中学に入ってから一気に低下したのは
おそらく漫画のせいかと思われ
それでも悔いないほど
漫画は楽しかった
読売新聞のシリーズ記事
「時代の証言者」の
今回の証言者は水野英子さん
あの頃夢中になって読んだ
「星のたてごと」の作者だ!
数ある漫画の中でも
水野英子さんのロマンチックな作風が
一番のお気に入りだったのです
あんなに夢中だったのに
水野英子さんの実像は
何ひとつ知らぬまま今に至り
今日の新聞で初めてお顔を拝見し
あ~こんな方があの物語を
紡いでいらっしゃったのかと
感慨も一入
かの有名な「ときわ荘」の
住人だったのですね
あの頃の漫画といえば
手塚治虫、水野英子、わたなべまさこ
牧美也子、ちばてつやなどの全盛時代
それぞれに個性的な画を描かれて
一目でダレの作品かが分かりました
少女マンガという
呼び名すらなかった時代に
日本のアニメの発祥を担った方々です
そんな時代(1950~60年)に活躍された
ベテラン作家や元編集者らが集まって
少女マンガの黎明期を語りあった証言集
「『少女マンガを語る会』全記録」が
去年5月に刊行されたことを
今日の「時代の証言者」で知りました
「1953年に手塚治虫が描いた「リボンの騎士」から
1972年に池田理代子が「ベルサイユのばら」を
描くまでのあいだ、少女マンガというジャンルは
いかに開拓されてきたのか。」(Amazon紹介文より)
・・・が語りつくされているという
貴重な一冊だそうです
2860円とはちょっとお高いけれど
水野さんの記事を読んだら
買ってしまいそう
進化を続ける昨今のアニメ本とは
一味違ってホンノリしていた
あの頃の漫画が何だか懐かしいなぁ
そんなことを言いだしたら
もう歳なのかしら?
水野英子さん
84歳におなりでしたか~