2011-09-29


昨日のブログに引き続き、先日のJCの例会で、下記の質問をしました。

次の例①~例③のなかで、どの事例が良い事例と考えるか?

例① 

多忙なB副理事長から『理事会に10分遅刻します!』と事務局長に連絡があり、さらに現場で残業しているC委員長から、『理事会に10分遅刻します!』と事務局長に連絡があったので、A理事長は定足数では足りていたが、理事会の開会時間を10分間遅らせて開会した。

例②

D君から 『イベント当日に仕事が入って参加できません。そして家族が病気がちなので実行委員会の会議にも参加できていませんし、仕事の忙しい時期と重なり、チケットの販売する時間が無くて全く売れていません。

しかしチケットはノルマ割り当て分の10枚全部買い取ります!』と電話があった。

電話の相手のE委員長は、『家族が病気の為に動けないという事情があるので、チケットは無理して買い取らなくていいよ!』とD君を気遣った。

E委員長はその後に、委員会内の他のメンバーにD君の分のチケットを振り分けた。

例③

理事会では自分の思いをうまく伝えられない新人理事に、A理事長は理事会後の懇親会で、

その新人理事だけでなくその他の役員が、理事会では言えなった事や本音を聞くようにしている。

答え

例①~③の全部の事例は、良い事例ではありません。

つまり悪い事例です。

一見すると、どこでもありがちな、思いやりのある配慮した事例のようですが、

例①は、忙しいのは皆一緒なのだから、遅刻する人に時間をあわせるよりも、時間を守った人を優先させるべき。

例②は、組織全体でチケットはノルマ割り当て分を売ると決めたのだから、自分が出来る協力をすればよい。

D君は、能力:知恵を出す事(会議に参加する事)、体力:体を使う事(当日の協力)が不可能な訳だから、チケットを買い取りで協力する事も大事なことである。

例③は、理事なら、理事会の中で責任を持って発言しなければならない。

飲み座でなければ発言出来ないのは理事失格となる。理事会の中で発言できるようにリーダーは指導すべきである。