先日、ある人から薬剤師さんってどう思いますか?
と、質問された事があります。
その時、僕の中では「薬剤師さんには、とても感謝しています」と、お答えしました。
しかし病気になる前は、薬剤師さんは薬を調合する人。と思っていました。
いけない事ですが、お医者さんが一番で、次に看護師さん、そして薬剤師さん。みたいに変に順番を付けていたのも事実です。
それが、今ではチーム山下の欠かせない、メンバーである事に間違いはありません。
たとえば、医師に聞き忘れたんだけど、こんな時どうしよう。と思う事があります。
チョット風邪を引いたみたいなんだけど、市販のこの薬を飲んでも、抗がん剤との相性は大丈夫だろうか?
こんな副作用が出始めたけど、何か緩和するクスリはあるのだろうか?
日常生活で、疑問になる事が多くあります。
そんな時に相談すると、さすがクスリのプロ、とても親身に丁寧に相談に乗って頂いています。
昨日も、今のクスリが効かなくなり、転移が始まったと診察され、それを聞いただけで、頭が真っ白になりました。
普段なら聞きもらす事がない事も、先生との診察が終わると、頭に残っていなく、どうしようとなりました。
そんな時に、次に使うクスリの事や副作用について教えてくれたのが、薬剤師さんでした。
医療者のみなさんは、それぞれの立場で、患者に寄り添ってくれていますが、その中でも薬剤師さんは患者さんとの接点が少ないので、どうしても忘れられてしまう存在だと思います。
患者として、もっと薬剤師さんのお仕事を理解する事で、今よりも良い「自分なりの緩和チーム」が出来る様な気がします。