You Tubeで、昔のテレビアニメ「バビル2世」を全話投稿されていたので、懐かしく見てしまいました。


今の時代のアニメの様に複雑な設定であったり、作画も手描きアニメで一枚一枚人間が描いているので、リアリティはありませんが、作り手が何を伝えたいのかわかる、古き良き時代の作品です。


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鉄人28号やジャイアントロボの横山光輝さんの原作で、テレビアニメ化がされた作品です。


ストーリーの基本は、はるか5000年前、地球に不時着して帰れなくなり住み着いた宇宙人・バビルが、残した遺産・バベルの塔と三つのしもべを、超能力者・浩一が受け継ぎ、世界制服を企む悪の超能力者・ヨミと戦う物語となっています。

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漫画は1971年から1973年にかけて週刊少年チャンピオンに連載され、4部構成になっています。

第1部 
平凡な中学生・浩一は毎晩砂漠にある高い塔の夢を見てはうなされ、ある日、巨大な怪鳥に連れ去られた浩一は夢で見た砂漠の塔へと導かれ、そこははるかなる昔、宇宙人・バビルが超科学をもって作り上げたバベルの塔でした。
バビルの後継者=「バビル2世」とみなされた浩一はカプセル内でコンピュータから100日間の教育を受け、超能力者としての才能を開花させていった。
そして超能力を開花させた浩一が塔から指示されたのは、チベット山中に多くの部下を従えて君臨するヨミという謎の人物と会うことだった。ヨミは2人の力で世界を征服しようと持ちかけるが浩一は拒絶。怒ったヨミは岩石ロボット・ゴーリキを使い浩一を襲った。
その追撃を三つのしもべの力で振り切った浩一は、3つのしもべの力とバベルの塔の科学力を使ってヨミと対決する決意を固める。
ヨミは世界各国の要人に改造人間を送り込み、世界を意のままに操ろうとしていた。超能力を開花させたとは言え、その未熟さから一時ピンチを招いたバビル2世だったが、改造施設のある秘密基地を破壊することに成功し、ロプロスを使ってヨミを砂漠におびき出し、直接対決する。
エネルギー衝撃波によるすさまじい戦いで、ヨミの心臓は停止し、砂漠の砂に埋もれてゆくのだった。

第2部 
砂漠の砂に埋もれたヨミは、実は仮死状態で生きていた。息を吹き返したヨミは超能力を使った後の激しい疲労と老化現象に着目し、今度はバビル2世を徹底的に疲れさせてから倒す作戦を考え、バベルの塔に超能力者チームを送りこんだ。超能力チームとの戦いに勝ったバビル2世は、ヒマラヤ山中に作られたヨミの秘密基地に忍び込み、反撃を開始。しかしバビルはヨミの送り込んだ超能力者との激しい戦いで、重傷を負って吹雪の中で行方不明になってしまう。
一方ヨミは自ら作り出した超能力増幅装置が仇となり、超能力の使いすぎで衰弱死していた。

第3部 
アメリカの人工衛星が日本の山中に落下した。人工衛星に付着してきた宇宙ビールスに感染した人間は高熱を発して死亡するが、生き残った人間は異常な体力と超能力を発揮して仲間を増やしてゆく。ニンニクエキスが弱点であることを塔のコンピュータがつきとめ、バビルはビールス人間退治に奔走する。しかしビールス人間の1人はヨミに興味を持ち、ヒマラヤ山中でヨミの死体を掘り返して復活させてしまう。ビールスによって蘇ったヨミはバビル以上の超能力を発揮し、バビルを苦しめる。ヨミとの直接対決で倒されそうになったバビルを救ったのはヨミとビールスとの仲間割れだった。
再び部下を集めたヨミはロプロスに似たV号という怪鳥ロボットを作り上げる。ヨミはV号を使ってバベルの塔の周辺国、バラビア共和国とサルダンを攻撃してその罪をロプロスになすりつけ、周辺国とバベルの塔を戦わせようと目論んだ。その企みに気がついたバベルの塔はV号と激しい戦闘を展開するが、その最中、バラビア共和国の爆撃機の大編隊が現れて爆撃を開始する。壮絶な迎撃戦の末に1機の爆撃機が大量の爆弾を抱えたまま塔に墜落して大爆発。塔は大破して活動停止、バビルも重傷を負ってしまう。ヨミはすかさず偵察隊を送り込むが、塔のコンピュータはかろうじて偵察隊を全滅させる。それを見たヨミは塔の未知の能力に恐れを抱き、ダメージを負ったV号修理のために引き上げてゆくのだった。
ヨミは新たな作戦を立て、日本のF市に作った秘密基地を拠点にビールス人間を増やそうとする。国家保安局の調査員・伊賀野と共にF市に潜入したバビルは、数に勝るビールス人間やV号の攻撃に苦しめられたものの、自衛隊と連携してF市を包囲して秘密基地を破壊することに成功する。
そして最後の直接対決が繰り広げられ、バビルの作戦で既に疲労させられていたヨミは老人化してしまう。瀕死のヨミは自らの死期を悟り、用意しておいたロケットPH304号に回収されていずこともなく去ってゆく。

第4部 
人々の謎の自殺が連続して起きた。バビル2世が調査すると、自殺したのは皆事故で手足を失い、不乱健博士によってヨミの身体のパーツを移植された人々だった。他人の身体で培養されたパーツをつなぎ合わせることにより、ヨミが再び復活する。
ヨミは北極にバベルの塔を上回る能力を持つ基地を建設しようとするが、その野望を阻止すべくバビルはロプロスに乗って北極に向う。対するヨミはアメリカの原子力潜水艦から奪った核ミサイルをロプロスめがけて発射。自動追尾のミサイルからは逃れられないと判断したロプロスは、命令に背いてバビルを振り落とす。ミサイルが命中し、海に沈んだロプロスは二度とバビルの呼びかけに応えることはなかった。
残されたポセイドンと共に北極基地を攻撃するバビルの前に、縫い跡だらけの不気味な風貌となったヨミが現れた。ヨミは身体が衰えもはやバビルと戦う力が残っていないことを告げ、「これ以上破壊すると基地の原子炉が爆発して北極の氷が溶け地球が水没する」と話し、バビルに攻撃を中止して引き返すよう懇願。バビルはそれを受け入れ、去ってゆく。そして1人残されたヨミは基地と共に海に沈んで行きました。


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テレビアニメは、現在のテレビ朝日系列で1973年1月1日から同年9月24日まで毎週月曜日19時00分から19時30分に放送されました。


全34話の放送でしたが、第25.26話の「死のV号作戦」「総攻撃バビル2世」が事実上の最終回と言われています。

その最終回は、三つのしもべをも凌ぐ超破壊メカV号と、テレパシー増幅装置で ヨミはバビルの塔に総攻撃をかけてきます。

V号の攻撃により、バビルの塔は破壊され、テレパシー増幅装置で3つのしもべはヨミに操られ、主人のバビル2世に攻撃をしてきます。
V号の絨緞爆撃により、バベルの塔は破壊され、塔を隠していた砂の嵐がやみ、その姿をあらわになった後、クライマックスの第26話「総攻撃バビル2世」へとつながり、
ヨミと一騎打ちとなります。