年末で遣る事も無く、ブログネタも無いので備忘録として新しい書庫を作りましたよ。昔を思い出しての「出稼ぎ料理人の旅日記!」と致しました。日本を飛び出してから色々あった人生でした。かなり忘れて居る処も在りますが、ブログネタが切れたら昔話で誤魔化そうと思います。
初めての海外旅行はパリでした。
「パリに只で行ける!」と言う様な、単純な動機だった様な気が致します。26歳の頃だと思います。
神奈川の平塚市での板前修業を終えて、東京の調理師会に顔を出したら・・・「パリで板前を探して居るから行って見るかい?」と言う話でした。今にして思えば、島流し的な感じがあつたのかも?
調理師会の言うことを二度も断わり、平塚で4年以上お店を変わらず、居続けた所為かも知れません。
調理師会は板前を移動させる事で、お店からの斡旋手当で会が成り立って居ますから、出来るだけ職人を移動させた方が良いのです。
板前修業の身としては出来るだけ多くの店で修行して経験を積むと言う事が大事なんです。板前の世界では転職は当たり前の事です。
アヒルと言う洗い場修行から日本料理の修行が始まります。
通常、1年から2年ぐらいでお店を変わります。
お店を変わると言うのは料理人にとっては当たり前の事で、いろんな仕事を覚えて行くのです。新しいお店は日本料理と言う点は同じですが、居酒屋から料亭迄お店毎に料理が違いますから勉強に為るのです。
日本料理の場合は専門店も在りますね。
フグ、鰻、鮨、天麩羅、郷土料理、蕎麦うどん屋と言うお店も在ります。どの様な業種を選ぼうと基本が大事です。
長く為りそうなので本日は此処まで!明日に続きます。