おはようございます。

大寒前後はやはり寒い日が続きます。

教室でも風邪をひかれている方が多いなぁと感じます。皆様体調の方はいかがでしょうか?



ところで先週、チェコで生まれフランスで活躍したアルフォンス・ミュシャのハイブリッドミュージアム「動く美術館」が日本で初開催されているとのことで、大阪駅近くのグランフロント大阪までみにいってきました。


グランフロント北館の入口会場フロア

大阪駅こら少し歩く事もあって、平日はそれほど人は多くはありません。




アール・ヌーヴォーの女神たち展は

第1章〜第4章の4つのブースに分かれています。



こちらは第1章    麗しの女神のコーナー



ミュシャは有名女優サラ・ベルナールのポスターを描いて一躍脚光を浴びます。

その魅力的な女性の描かれ方で人々は魅了され、ミュシャの絵は新たに「装飾パネル」というジャンルを確立されるほどの人気になっていきます。

装飾パネルはリトグラフという印刷物だった為、より広く多くの人の手に渡ることになって行きました。



ミュシャは線の魔術師と言われた通り、柔らかい色合いと流れるような線画で描かれています。

これだけ沢山の絵やポスターが並んでいてもお互いに主張せずとても自然に馴染んでいます。


ポスター画という単なる紹介画に留まることなく、1つ1つ細部まで実に細やかに描かれていて、物語のテーマを丁寧に伝えている事が、人々の目を釘付けにし虜にしているのでしょう。

独特で忘れられなくて、どんなものに描かれていても一目でそれはミュシャの絵。





第2章ではポスターや印刷物、カレンダー等人々の暮らしの彩りに着目したテーマが展示されています。

クッキー缶にもミュシャの絵が施されているものもあって何とも高級感があって贅沢です。






第3章では女性や植物などのモチーフを使って美しさを表した「スタイルの美」がテーマになっています。


色とりどりの色彩と花に囲まれたどの女性も柔らかく笑みを称えていて、麗しく女神としての存在感として描かれています。


絵をみていると女性が神々しく神格化されている様で、優雅で流れる空気がふわっと柔らかく感じます。


夢想


1896年『黄道十二宮』







また、ミュシャ本人は否定していたそうですが、当時フランスではジャポニズムが持て囃され、ミュシャも少なからず日本美術の影響を受けていたとされています。







第4章でら自国の誇りや尊厳を表現した作品が展示されています。



絵からは自信に満ちたミュシャの揺るぎない存在と地位を感じさせる主張のある描かれ方にみえました。




こちらはこの展覧会の目玉となる映像空間です。

高さ3m、約70㎡の空間にミュシャの作品達がキラキラと流れる様に映し出されます。


再生中は動画撮影ができませんが、こちらの終了後の画像は撮影可能でした。


映像は前半はミュシャの生涯で大きな転機となったパリ時代の華やかで躍動感のある作品を

後半は母国への愛と壮大なストーリー性を感じさせる作品が映像化されていました。


イマーシブフォトコーナー

ローズ4つの花

3枚目の空間に被写体の影を映し出す様なフォトになっています。



隣のカフェlaboでははミュシャ展とコラボしていて、ミュシャに因んだメニューがオーダーできます。

私は四芸術カプチーノを頼みました☕️

観終わった後の余韻を楽しむ場所にピッタリでした。


1/28までの開催です。明るいミュシャの世界感に浸れるのでおすすめです。


それでは今日も穏やかな1日を過ごせますように🍀*゜