おはようございます
朝晩と日中の気温差が激しくて、服装の調整が難しいですよね😵
芸術の秋🧑🎨🎨🎵🎧
ゆっくりコンサートや舞台を観に行きたいのだけど、夜はレッスン、昼は急な空き時間が出来てもコンサートを聴くまでの時間がなく、途中で後ろ髪を引かれる思いでホールを後にする事になってしまう為、空き時間が出来ると美術館にいきます🚶♀️
少し前の9月末、東京都美術館で開催されていた「芸術×力 ボストン美術館展」へ行ってきました。
芸術×力とはなんだろう?と気になっていたこと、そして鎌倉時代に描かれたとされる平治物語絵巻が公開されているとのことで楽しみにしてきました!
観に行った日は小雨が降っていて少し肌寒く感じる日でした😖🍃
アンソニー・ヴァン・ダイク
メアリー王女、チャールズ一世の娘
とても美しい衣装を纏った理知的な王女は当時6歳なんだそう。
ガイドと解説によると肖像画は権力と未来永劫に続く自分の存在を象徴し、描写された精緻性はその力の正統性を示されているそうですが、権力者達は利用するだけでなく、時に芸術家達の最大の良き理解者となっていた様です
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン等有名な音楽家達も宮廷や権力者達から依頼されて音楽を作り、安定した収入を得ることで作曲活動を行っていたそうなので、権力者と芸術家それぞれの思いがある意味一致していたのかも知れません。
こちらは平治の乱を描いた平治物語絵巻から
三条殿夜討巻(抜粋)
描かれている炎は「吹墨」という技法を用いていて、絵の具がついた筆に息を吹き付けたり、筆を叩いて絵の具を飛ばす技法なんだそうです
精魂をこめてその絵に生命を吹き込んでいるかの様。
絵巻を順にみていくと、夜討ちに慌てふためき逃げ惑う人や、襲われて転倒する人、逆走する牛車など表情も細部の細部まで描かれ、激しく動揺する様子がとても伝わってきます。
気の遠くなる様な作業だっただろうと想像します。絵師の気迫と根気強さを感じずにはいられません。
寛政内裏遷幸図屛風
御所をはじめ、京都の町の八割が焼けてしまったという天明の大火。
光格天皇が仮住まいをしていた聖護院から新たな御所へと移る壮麗な行列の様子が描かれたというこの屏風。
行列を見物することで一般の人が天皇のお顔は見れなくても、存在を知ることが出来た貴重な機会だったのではないでしょうか。
東京と兵庫、2つのボストン美術館所蔵の美術展を観てきましたが、日本作品のコレクションの多さは勿論のことですが驚いたのは保存状態の良さです。どの絵も色が鮮やかで金箔も燦然と輝いています。きっと素晴らしい技術と知識を備えた修復師がおられるのではないでしょうか。
美術展にいくと出口付近にあるミュージアムショップに立ち寄るのが楽しみで
必ず何か買ってしまいます👛