CAMPERVAN製作日記:チョイ上げマッドタイヤ化(※シャックル交換について追記あり) | DIYで素人が全力でキャンピングカーを作ってみた(NV350ワイド・ハイルーフ)

DIYで素人が全力でキャンピングカーを作ってみた(NV350ワイド・ハイルーフ)

素人が無謀にもキャンピングカーを製作しました(8ナンバー登録済)。ベース車両はNV350キャラバンの中古車 グレードはDX ディーゼルターボ4WD。

あっという間に正月の挨拶からもうすでに4月ですね。光陰矢の如しです。

 

春になって、スタッドレスからノーマルタイヤに変える段階で、前々からいつかやってやろうと目論んでいたちょいリフトアップマッドタイヤ化を実行することにしました。

 

1・4ナンバーの商用車であるハイエースやキャラバンは、商用車専用のLT規格タイヤでないと車検は通らないので、基本的にはLT規格タイヤしか選択肢はないはずです。ただし、3ナンバーワゴンタイプや8ナンバー車両に関しては、LT規格でなくても荷重指数さえ満たしていれば大丈夫だったと思われます(たぶん)。

 

ハイエース・キャラバンに装着可能なマッドタイヤにもいろいろと種類があって、有名どころではBFグッドリッチやナンカンのマッドスター、最近はトーヨータイヤのオープンカントリーも人気のようです。すべてLT規格でハイエース・キャラバンで車検対応のものが出ているはずです。

 

 

 

 

 

我がY家のキャンパーバンの場合は8ナンバーを取得しているので、LTタイヤでなくても良いのですが、架装の重量があるのでLTタイヤのほうが良いだろうと思われ、無難にLT規格の中から選ぶことにしました。

 

で、グッドリッチ・マッドスター・オープンカントリーと、いろいろ調べていたところ、新たにモンスタ(MONSTA)というオーストラリアのメーカー(製造は中国)のマッドウォーリアー(MUD WARRIOR)なる非常に強そうな名前のタイヤがあることを知りました。

 

直訳すると泥戦士です(笑) 数多の人柱の方々のレビューによると、走行音はグッドリッチよりは大きく、マッドスターよりは静かなようです(ある程度は唸るような音がしますが、個人的には気にならない程度です)。

 

 

 

LT規格で荷重指数も大きめ(107/105Q)、サイズは16インチの場合で215/70R16です。16インチの標準的なサイズだと、215/65R16なので、タイヤの半径は1cmほど大きくなりますが、車検についてはたぶん大丈夫だと思われます(Y家の場合は車検は冬なので、スタッドレスで受けます)。

 

 

という訳でタイヤの方はこの選択で問題ないんですが、今回はホイールで悩みました。

 

マッドなタイヤに似合いそうなホイールを、キャラバン用で探してみましたが、あんまり気に入るものがなく(そもそも選択肢が少ない…)、キャラバン用の垣根を越えてハイエース用まで範囲を広げていろいろと調べてみたところ、妬ましいことにやっぱりハイエース用の方が種類が多いんですよね…

 

 

ということで、さらに調べてみました。

 

どうやらキャラバンにハイエース用ホイールは装着は可能なようです(※逆はハブサイズ的に無理)。

 

ただし条件があって、

 

①キャラバン用のオフセットが45~48に対して、ハイエース用はオフセット38

②キャラバン用ホイールで215/○○R16のタイヤを付けてもフロントはほぼギリ(個体差によりアウトの場合もあるみたいです)

③キャラバン用ハブサイズ100mmに対して、ハイエース用は106mm

 

↑この三点をクリアしなければ取り付けできそうにありません。

 

なので、

 

①と②に関しては、フェンダーから最大10mm程度タイヤがはみ出すことになるので、10mm幅ぐらいのオーバーフェンダーを付ける必要がある(※片側10mmまでであれば車検は問題なし)

※2017年6月に、この部分の基準は少し変わっていたようです。それまでの前50度・後ろ30度の範囲内で、ホイールは収まっていないといけないようですが、タイヤは10mm以内であればハミ出しOKというように変更されているようです。なので現行基準に照らすと、うちの場合は仮にオーバーフェンダーを付けていない状態でも車検は通るものと思われます。

③100mm→106mm変換のハブリングを付けて隙間を埋めなければならない(なくても大丈夫かもしれないですが荷重もあるので安全のため)

 

というような対策をとる必要があります。

 

 

という訳で、まずNV350キャラバン用のオーバーフェンダーを注文して取り付けしました。

 

 

しかし、我がY家のクルマには中古で買った時点でニッサン純正マッドガードが付いていたので、オーバーフェンダーはそのまま付けることができません。マッドガードを外すか、オーバーフェンダーを加工する必要があります。

 

ということで、オーバーフェンダーを加工します。

 

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マッドガードに干渉する部分を、潔く切りました。

 

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そして取り付け。

 

BEFORE

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AFTER

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後日、タイヤとハブリングが届きました。

 

100mm→106mm変換ハブリング↓(これはヤフオクで購入)

 

 

 

タイヤホイールセットの納期は半月ほどでした(いい感じのゴツゴツ感です)。

 

 

 

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ハブリングもピッタリです。

 

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で、こんな感じの仕上がりになりました(カッコイイ…)。

 

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ちなみに(順番が逆になってしまいましたが…)、リアはロングシャックルで2インチほど上げてます。

 

 

 

キャラバンの4WDは、もともとちょっと尻下がりで、というか、2WDよりフロントの方をリアより2~3cmぐらい高めにしてあるようです。その上、我がY家のキャンパーバンの場合は、キャンピング架装の分だけ常に大きな荷重がかかっている状態なので、さらに尻下がりの状態でした。

 

対策のため、フロントのトーションバーを少し緩めて2~3cmフロントの車高を下げていたんですが(このぐらいの下げなら問題ないようです)、ロングシャックルに変えたことでリアが5cmぐらいは上がったので、フロントもだいたい元の高さに戻してバランスを取った感じです。

 

シャックル交換については、自力では無理そうだったので、マフラー交換のついでに(雪国から来たクルマなので下錆びけっこうひどいんです…)、知人の車屋さんでやってもらいました。※①シャックルを交換すると強度計算書持参で構造変更が必要です。強度計算書はシャックルを購入すると同梱されています。※②シャックル変更に関しては、「構造変更検査」を受ける前に、事前に申請書を作成する必要があるそうで、申請書を陸運局に提出後(申請結果が出るまで1週間から最長3週間程度かかる)、書類審査に通過しないと検査すらしてもらえません…。その申請書云々の手続きがまあまあややこしいようなので、その点、注意が必要です。

 

 

画像:上がノーマル、下がロングシャックル

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215/70R16のタイヤにしたので、その分、タイヤの外径も+1cmぐらい車高上昇に貢献しているはずなので、数値上、空荷状態だと6cmぐらいは上がっていて、実際はキャンピング架装の荷重で2~3cm下がり、結果、最終的にリアは3~4cmぐらいはリフトアップできているのかな?という感じでしょうかね。

 

 

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今後ですが、この際なのでちょっと他のパーツも注文してみました(納期二か月半のレアアイテムです…)。CAMPERVAN製作日記第二弾みたいになってきましたが、次は CAMPERVAN 改め ADVENTUREVAN を目指してみようと思います。

 

 

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YouTubeの方も、隠岐諸島周遊車中泊の旅①~⑤など動画作りましたので、もしお暇があればよろしくお願いします!)

 

 

 

ということで、今回はこの辺で。では!