前々回に予告した通り、今回は費用面の話です。
うちのNV350キャラバン(ワイド・ハイルーフ・スーパーロング)ですが、中古で購入してから昨年末の8ナンバー登録完了までの約一年間は、ナンバーが貨物車区分の1ナンバーでした。
1ナンバー貨物車として購入した時点での諸費用の中から、1年間分の維持費(自動車税/重量税/自賠責保険料)と購入時に加入していた任意保険料、これらと今回8ナンバー登録で実際に支払った費用と保険料(8ナンバーになると車検は2年ごとになるので、今後2年分支払っているものについては費用を1年分に換算したもの)で比較してみます。
1ナンバー(昨年1年分)
自動車税:16,000‐
重量税:10,000‐
自賠責保険料:25,520‐
任意保険料:119,040‐
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計:170,560‐
8ナンバー(登録後)
自動車税:36,000‐(1年分)
重量税:16,400‐(2年分:32,800‐)
自賠責保険料:15,615‐(2年分:31,260‐)
任意保険料:101,640‐
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計:169,655‐
1ナンバーと8ナンバーで、これらの費用がどれくらい変わるか、あまり見当が付いていなかったのですが、結果的には大差なしでした。細かく見れば、8ナンバーの方が年間1,000円弱安いようですが、誤差程度でしょうか(任意保険料がけっこう下がった理由は不明です)。
ちなみに、任意保険に関しては、各保険会社による差と、割引率や車両保険の有無、条件その他、特約等の違いもあるので、個々で年間支払金額にかなり差が出ると思われます。僕の場合は、損保ジャパン日本興亜の代理店契約で、1ナンバーの時と8ナンバーになった後も、保険内容自体には変更は無く、まったく同じ条件での移行です。
ただ、ひとつ嬉しいことがありました。というのが、自力架装にかかった費用に関してなんですが。
保険代理店に、8ナンバー登録が完了したので保険の契約変更をお願いしたところ、まったく期待はしていなかったんですが、架装にかかった費用の一覧等、確認できるものがあれば、とりあえず出してみてください、とのことで。
ん、これはもしかして車両価格に加算してもらえたりするのかな?と。ちょっとでも加算してもらえたらラッキーぐらいの感覚で、このブログ用にまとめていた架装に使用した部材一覧を送ってみました。これです↓
新車検証のコピーとこの一覧を送ってしばらく、返答があり、車両保険金額は改造費ほぼ満額の70万円を上乗せしてもらえました。最悪、事故が起きた場合のリスク軽減になるのでありがたいです。
で、ほんとのところ、この一覧には木材や配線類は含まれていません(レシート無くしました…)。他にも細々としたもので多少は記載漏れがありそうですが、実際の改造費合計は、せいぜいこの合計+10万円以内かと思われます(ここのところは自分が無くしたのが悪いので諦めます)。
という訳で、正式に実際かかった改造費用は、ちょっと大目に見積もって約80万円といったところです。
同程度のハイエース/キャラバンのバンコンタイプのキャンピングカーの市場価格相場に詳しい方や、そうでない方、いろいろと思うところはあるとは思いますが、安い!または、高い!の判断は読者の方々に委ねます。
作った本人としては、自分や家族にとって最大限使いやすさを考慮したレイアウトで、趣味嗜好やこだわりも存分に盛り込み、大きな満足感や達成感も得られ、ひとつ夢を叶えることもできたので、言うことなしです。
ついでに、自動車全般/電気関係/家具作り等の幅広い知識や技術も得ることができました(失敗から得たことも多いですが…)。これらの知識や技術は、今後も何かと活かされると思っています。
ひとつだけ、もし中古で売却を考えた際には、売却価格で泣くことになる可能性は大きい、ということだけは避けようがないかもしれません(それはもう、やっちゃったのでしょうがないですが)。
今回は以上です!