お薬をスタートしてから
私の身体に変化が訪れました。
それは
浮腫とお腹の張り。
そしてD9辺りからは腹痛が…
歩くたびにお腹に響く、あの痛み。
若干トラウマです
当時はまだ会社員で、
毎朝自己注射して
通勤ラッシュの満員電車に乗り
駅から会社まで徒歩15分の道のりを歩く。
幸い、ほぼ座り仕事だったので
勤務中は楽な方でしたが
採卵てこんなに辛いの？
なんならまだ排卵前よ？
男は出すもん出して終わりなの？
なんで私だけこんな辛い思いしなきゃいけないの？(完全なる被害妄想スタート)
はぁ、私もスタスタ歩きたいわ。
スっと立ちたいわ。
なんだかお腹以外もふっくらしてきてる気がする…
薬の副作用で「太る」なんて聞いてないわよ？
ああ、この身体なんとかしたい…
運動したいけどお腹痛いし
腹筋はしちゃダメって言われるし
もう…どうすりゃいいのぉぉぉぉううう
と、情緒は大変不安定でございました。
そんな中、ある日夫から
あれ？
まつ子ちゃん
太った？
と聞かれました。
……。
(心の声)
太った…？
今、太った？と言いました？？
私が太ったか？
そうですよ太りましたよ。
分かってるよ、自分でもよ〜く分かってるよ。自分の身体ですもの。自分でも嫌気がさしてるし、どうにかしたいよ。けどどうにもできないのよ。
それでも毎朝あなたが起きてくる前に大嫌いな注射をして、満員電車に揺られて「なんでこんなお腹痛いの？」と思いながら歩いて、残業続きで疲れ果てて帰宅して、もうやだぁぁぁぁと思いながらも卵子ちゃんスクスクと育っておくれ、と応援してるのよ。そんでスクスク育って今や30個以上よ。通常1個しか作られない卵子が30個以上よ。そりゃ腹も膨れるわよ。それだけじゃないわ。ホルモンよ。ホルモンによる浮腫よ。(←加齢もあるけど言わない)
それを、太った？？？
あなたの精子がほぼ不動で、
ピクリとも動かないあの映像を思い出したらいかが？？？？
あなたの精子が沢山いて、元気で、前進していたら、私は今、こうはなっていなかったんじゃありません？？？？(これは絶対に言えない)
どうなの？どうなのよ？？
じゃああなたが代わりに卵子育ててくれるの？？毎朝決まった時間に自己注射できる？？？このお腹の痛さに耐えて1日過ごせる？？？
〜以下、不満が止まらなくなる〜
はい
まつ子、大爆発しまーす。
私「…太ったよ。
なんで太ったか分かる？
私が今、どんな薬を飲んで、なにを注射してるか
知ってる？
どんな思いで、
なんのために薬を飲んで、大嫌いな注射を自分で打ってるか、
私が今、どんな感情で日々過ごしてるか、
想像したことある？
はい、今すぐ想像して。イマジン、想像してごらん？
その役立たずな脳みそをフル稼働させて、
いや、胸に手を当てて
まずは人の気持ちを想像してみて。
あとデリカシーね。あなたのデリカシーどこいった？
どこ探しても見当たらないな？はい、今すぐ身につけてきて。」
夫「…へ、ふうう、あゔゔゔゔ
じょ、冗談だよ
太ってないほ、細い
毎日注射頑張ってくれてありがとう
仕事もお疲れさま
さ、最近残業多いよね〜…
お酒でも飲んじゃう？
」
私「あなたの冗談、つまらないの。
そもそも冗談になってないし、冗談言う場面じゃないし。
TPOって言葉知ってる？
はい、検索して、TPO。
あのね、女性はみんな、コントロール不能な女性ホルモンというモンスターを飼っているの。
あなたが鼻水垂らして遊んでいた頃、
女の人は月経という名のモンスターを迎えて、
そこからずっとね。モンスターがいるの。
更にそのホルモンを今は人工的に投与している。
はい、検索して、女性ホルモン
むしろ生理前、PMSでもいい。
これ、あなたに飼い慣らせるかな？
あなたよくYouTube観てるよね？
くだらないYouTube。小学生が観るような。
そのくだらない動画観てる時間があったら
女性ホルモンについて少しは調べてみたら？」
夫「は、はい！いや分かってます
まつ子ちゃんが大変なのは十分に分かってます
つらいのも分かってるよ
薬の副作用とか平気…？
」
私「(…その場しのぎのことばっか言いやがって…)
二度と「太った？」なんて聞くんじゃねーぞ？
世界中の女性ホルモンで苦しむ人に謝れ。
ごめんなさい、応援しています、ありがとう。と
今日から毎日に寝る前に心で言ってから寝ろ。」
夫「はい！！！
胸に刻みます…」
以来、夫は
「太った、ふっくら、ぽっちゃり」等
の言葉は使っておりません。
ですが、私は今でも根に持っております。笑
当時はホルモンバランスや日々のストレスもあって
今より感情的だったとは思うけど。
図星だったのもあって
すごいショックだったし
悔しかったし
とても悲しかった。
不妊治療をはじめるまでは、
ずっと体型維持できていたっていうのも
あるかもしれません。
それが簡単に崩れてしまうことへの
恐怖や不安もあったのかな。
ある意味、こういうことが
母親になる準備なのかなぁと今は思っています。
しかし、
我ながら詰めたなぁ
ちなみに、当時私が夫に言ったことは
ほぼそのまま書いています。
逆に書けなかったこと(口が悪すぎて)があるくらい。
※気分を害してしまった方がいましたら、申し訳ございません。あくまで私の記録なので、ご理解のほどお願いいたします。
さて、次は採卵当日を振り返りたいと思います。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました