中国国内で流通する食品与えられる「有機」認証について、認証機関を名乗る組織が認証を金銭売買する状況のまん延によって玉石混交の状態になっていることを、中国経済網が伝えた。
山東省済南市内にあるスーパーの事例を紹介。もともと包装に「有機」表示がないエンドウ豆に、スーパーが「有機エンドウ豆」というラベルを付けて販売していた。「有機」の表示がついた青果は通常の2倍程度の高値で売れることから、スーパーが勝手に「有機」表示を加えたようだ。
また、一部の食品は包装に「有機製品認証」の表示があるものの、認証機関の説明がないものや、有効期限切れの認証を付けたままのものも存在すると伝えた。
業界関係者によると、国家認証監督管理委員会に登録している「有機食品認証」発行機関は全国で15カ所あり、統一的な指標がない状態であるうえ、「多くの認証機関が、20-30万円を受け取るだけで無条件で認証発行している」という。
北京緑富隆農業株式会社の張会臣会長は「政府が監督強化して、有機農作物市場を種まきの段階から規範化しなければだめだ」と語った。一方、国家認証監督管理委員会は10月31日、有機製品認証に関する調査研究リポートを発表、認証のさらなる規範化を行う意向を示した。(編集担当:柳川俊之)
提供:サーチナ
山東省済南市内にあるスーパーの事例を紹介。もともと包装に「有機」表示がないエンドウ豆に、スーパーが「有機エンドウ豆」というラベルを付けて販売していた。「有機」の表示がついた青果は通常の2倍程度の高値で売れることから、スーパーが勝手に「有機」表示を加えたようだ。
また、一部の食品は包装に「有機製品認証」の表示があるものの、認証機関の説明がないものや、有効期限切れの認証を付けたままのものも存在すると伝えた。
業界関係者によると、国家認証監督管理委員会に登録している「有機食品認証」発行機関は全国で15カ所あり、統一的な指標がない状態であるうえ、「多くの認証機関が、20-30万円を受け取るだけで無条件で認証発行している」という。
北京緑富隆農業株式会社の張会臣会長は「政府が監督強化して、有機農作物市場を種まきの段階から規範化しなければだめだ」と語った。一方、国家認証監督管理委員会は10月31日、有機製品認証に関する調査研究リポートを発表、認証のさらなる規範化を行う意向を示した。(編集担当:柳川俊之)
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