昨日

 1年に1回は必ずお伺いするところ。ご夫婦でわたしがいくのを楽しみに待ってていてくれる。居心地がいいところ。数年前に亡くなった中学時代の友人の友人。住んでいるところ育ったところは同じでも、友人が亡くなるまで接点のなかった私たち。不思議なご縁。

 教わることの多い人生の先輩、お二人。叩けば埃が出るという言葉があるけれど、私たちは、話せば話すほど育ってきた人生の中で、どこかで接点があったことが分かり、物事の感じ方も似ている。

 きれいな瀬戸内の海岸、織田が浜が埋めたてられて半分になったときの裁判の話を聞いた。私の育ったところもきれいな浜があったのにいつの間にか砂浜が消えていたので、その反対運動は記憶にあった。その海岸を積極的に掃除をしていた仲間を知っている。

 そういう話ができたし、別々の道を歩んできたのに共通の知人が居たのが分かったり、話は尽きなかった。

 帰宅しても、楽しい会話が耳に残っていた。

 

今日

 午前中、ライヤー奏者の音楽家のご夫婦のうちにお邪魔をした。夫に「すぐ帰るからね、長くはお邪魔はしないから」と言って出てきた。

 女性3人、わたしが一番年長で。

 東京から今治へ移住してきたお二人の話は尽きなかった。若い友人がいろいろ質問するものだから、話は発展。写真からコーヒー迄、果てはお二人のなれそめも聞き出してしまった。はらはらしながらそばで聞いてる私。

 すぐに帰る予定が大方2時間。楽しかったのに、私は疲れてしまった。昼ご飯を作る気力も体力もなかった。

 夜までその余韻が残っている。