文章教室の帰り。時計を見たら4時過ぎだった。この時刻、この道なら、脳神経外科の病院があることに気付いた。診察時間内だ。

 

 昨日はかかりつけの医院に行った。12月に受けた健康診断の結果が気になっていたからだ。それに、頭痛もまだ時々するし・・・

 お医者さんは診察してこういった。

・腎臓が気になりますね。急いでというわけではないけれど泌尿器科で詳しく見てもらいなさい。

・頭痛は一度脳神経外科を受診しなさい。こちらの方が急ぎますよ。

・血圧はこれから毎日朝と晩測ってください。3月にその結果を見せてください。

 

 暇なときにスマホで、2つの病院の診察時間を調べた。いつ行こうかな?金曜日くらいがいいかな。来週でも・・・と考えていた。

 

 帰り道に、ふと思いついて脳神経外科を受診した。この病院は、いつも混んでいるという噂だったけど今日は、スムースに事が運んだ。色々(血圧、体重、身長など)測定して、痛みの経過を聞いてくれた。「閉所恐怖症とかありませんか?」とか、体の手術歴なども問診された。

 次に呼ばれたのはレントゲン室。金物を身に着けていないか調べて、レントゲン室へ入った。15分くらいかかりますと言われた。

 暗くなったり、変な音が聞こえたりすること、(おそらく)15分経ってそこは終わった。

 次が、いよいよドクターの待つ部屋へ。

 まあ!丁寧な、細部までの私の頭部の写真。1枚1枚と言うか1つの部分、部分を見せてくれて、細かく説明してくれた。小脳、大脳、海馬、頭部の血管などなど。

 私はどこか腫れているところないか、目を皿のようにして、耳は先生の話を聞き漏らすまいとしていた。それなのに・・・・

 

 どこも悪くありません。その頭痛は「大脳○○頭痛炎」です。自然に治ります。

 

 最初と最後だけ、耳に入った。病名らしきものは聞こえてなかったというか聞いてなかったのだ。『どこも悪くありません』で、ほっとした。

「自然に治ります」も耳に入って安心した。頭が痛くても気にしなくていいのだという気持ちだった。気持ちが軽くなった。

 

 そうだ泌尿器科は明日行こう。行って安心しよう。今日のように。