一人暮らしの義姉、介護保険料を払っているけれど元気。要支援などと言う判定もしてもらえない。病院にもこの2年間行ったことがない。主治医と言うかかりつけの医者もなし。何かあったときに駆け付けるのは弟である夫。車で30分はかかる。日常の生活は気にかけつつも、べったりではない私。

 義姉も年には勝てないみたい。

「昨日ね、買い物に行ったけどね。買ったものを忘れて帰ったの。そして慌てて取りにお店に行ったのだけど、もうありませんと言われてね」

「そんなことがあったの、覚えておいてね」

と言う。

 それで心配になってきた。

 周りの人、近所の人たちともっと交流があればいいのだけど、近くの公民館の催しには参加してないみたいだし。なんかのサークルにもいかないし・・・

 

 やはり、近くの人との交流は大事だ。何かの会合にお誘いしてくれる人が居て、お喋りをたくさんしてほしい。でも強制するわけにもいかない、なんか方法ないかしら、と考えていた。市報を見たらこんな講座があったので参加した。

        

 公民館で、地域で、老人や子供を、そしてその地域全体をも支えあっている活動を知ることができた。義姉の住む地域の近くにも一人暮らしの人を支えあおうという活動をしていることも分かったので、少し安心した。義姉が進んで参加してくれるとよいのだけど。

 でも私たち(夫も参加)のような参加者はいなかったように思う。自治会の人だったり、公民館の人だったりの学習会みたいだった。少しばかり場違いな参加者だったね。これから申し込みの時に、よく内容を見て参加を決めようと思った。