3冊とも面白かった。
・佐藤愛子「戦いやまず、日は暮れず」
ところどころ抱腹絶倒。途中でやめられなかった。最後は断筆宣言のようだった。前も(80歳前後のころ)終わり終わりと言ってここまで来たんだから、筆をおくということはないよねーと思ってはいるが…98歳だからねー。どこか、私は期待している。
・鴻上尚史さん…題名は省略「新居浜市上原1丁目…」
彼の作品を初めて読んだ。週刊朝日にコラムを書いているらしかったがスルーしていた.末妹は年が近いせいもあってよく読んでいたし、よく知っているらしかった。
3部作のようだった。
第1部
境遇がよく似ている。親の職業、育ち方。でも、年は15歳も違う。「全学連初期の年代と終わってから何年か過ぎて・・・」の世代の違い。
親の介護や両親の最後のみ取り方など、身につまされて、涙が出てきた。
第2部
私の知らない演劇の話なのでスルー。岩田君の話は詳しく読んだ。
第3部 現在に至る…的な話
テレビなどでよく見ているから、親近感を持って読めた。
借りる期間内に読めてよかった。
・3冊目 可燃物」
次男に借りた刑事もの推理本だ。
短編ものだが中身は濃い。示された材料で一緒に推理をさせられる。それが面白かった。犯人を追っている刑事やが事件を解決しても、報われない…みたいなのがある。それも見につまされる。まあそれも読者が面白いと思う所以なのかもしれません。
久々に面白い本を読んだ!