秋になると勢いの良かった雑草(と言っていいのかしら)も枯れかけてくる。
「もう、抜いてもいいよ」というような素振り。
夏の間草引きをさぼったので大きくなって、でも、もう充分成長したよという素振り。冬には完全に姿を消している…ように見える。
でも、その葉っぱや茎やちょっとの根っこでも残して置いたら、見逃して置いたら、完全復活を遂げて土の部分を覆ってしまう。
この草のおかげで私は気が付いた。雑草は完全撤去なんてありえない。いつかは出てくる・・と。
もう一つ、カタバミ
これもなかなか全滅とはいかない。根が残っていたらまた芽を出してくる。根を延ばして、彼方此方にのさばる。花が咲くと種をはじいてあちこちに飛ばす。抜いても抜いても、また生えてくるのである。
で、思う。雑草は滅びないと。
野の草様!私の庭に生えてきたら、引っこ抜きますが、のさばらないで、お手柔らかに。決してあなた様を滅ぼそうなんて思っていませんから。
出来っこないと気が付きましたよ。