祇園さんの行事がこの地方でもある。京都の祇園さんとは趣が違うけれど昔から「祇園さん」は夏祭りの走りだった。

 天神さんでも7月の中旬(年によって違うけれど)に開かれる。子供の成長を祝って舟を流す。

 最近子供が減って舟を流す人が少なくなってきたらしい。

 大人のためでもいいやん、健康を祈ろう。作ってくれる人が居なければ私たちで作ろう・・と頑張る女たちがいる。

 麦藁の下ごしらえ。

良く乾いたむぎわら1本1本きれいに枯れたはっぱを取っていく。その作業が終わったら、また、1本ずつきれいに拭き上げる。そして直径8センチくらいの束にする。ここまでの作業は2週間。2回ほど参加した。

 そして今日は舟の成型だ。

海に沈んでも、自然に帰るものを使う。ビニール系は使わない。10年来この舟を作ってきた方に教わる。(手伝ってもらう)次からは自分たちで作れるように、みんな真剣だ。

   

 やっと船の形になった。

 これからは飾り付け。どんな風に仕上がるか楽しみ。出来上がるまでお手伝いに行くつもりだ。