汝、星のごとく   凪 ゆう

 本屋大賞をもらったとのこと。ほかの作品は読んでいたが、これは読んでいなかった私。

 高校時代の友人が「今治が出てくるから買いに行った。読んだ」と言うので回してもらった。テレビを見るために座った椅子で開いた。そのままページが終わるまで読んでしまった。読書に、こんなに熱中できたのは久しぶり。

 「神様のビオトープ」「すみれ荘ファミリア」も読んだけど、一気に読んでしまったのは、自分でも驚き。舞台、出てくる地名、方言など「ふん、ふん」と読み進めることができた。

「文章教室」仲間にもこの著者に熱中している人がいるが、「彼女はすごい、文章力もすごい」と言っている。その彼もプロ顔負けの文章を書く。その彼が言っているのだからそうなんだろう。(私は文章力のすごさは分からない。皆さん「うまい」と思っているから)

 今後の彼女の作品が楽しみ。