史談会から出雲地方の鉄旅…と言っても鉄道でなく…に行った。古代の鉄を作っていたところを訪ねたのだ。

知ったこと

1、桂の木。その花が赤いということ「桂」の木はその地方では神木になっている。 

                

写真で、赤いほうが花盛りの時。花が終わると金色に輝く若芽が出てくるのだそうな。

     

2,鉄は砂鉄と木炭が必要ということ。

 鉄を作っていた田部家の大きいこと。川や土の中から砂鉄をとる。広い山林を持っている。多量の木炭を作る木々を産出できる山持ちでないと運営できない。「たたら」とはふいごの意味もあるそうな。(左)「かわりばんこ」の語源らしい。足で踏んで空気を送る1時間交代で踏み子が踏み続けるのだそうな(右) 

  

3,山奥で作られた鉄は東北や大阪などに船で送られる。山奥から川で運ぶ。訪ねたヤマタノオロチ伝説、はたまた松本清張の砂の器に出てくる亀嵩。天気のせいか桜満開のせいか、暗い山陰のイメージはなかった。

 鉄と刀の資料館の前のモニュメント「ヤマタノオロチ」

山陰、雲南市や出雲市。亀嵩にも、もう一度来たい。どぶろくも飲んでみたいし、2人の友人のいる雲南市の桜は必見。パンフレットをいろいろもらってきた。 単なる物見遊山ではなく実りの多い日帰り旅行だった。