大堀公園は素晴らしかった。広さと言い、景色と言い、そして周りにあるもの、城跡、美術館、隣には武道場が見えた。ゆっくり散策。コーヒーのない喫茶店で、2階から景色を堪能する。

 なんの鳥か羽を広げて遊んでいた。羽のきれいな鳥。デコイで、よく見る。生きているほうがいい。動いているほうがいい。

 

門と城壁

 

そして、駅前のホテルへチェックイン。

 約束した彼と会った。彼が小学校を卒業して初めて会う。41年ぶり。「おっさんになっているだろうから、わからないかも」といったけれど、面影はしっかり残って、髪も黒々、ふさふさ。「年齢よりは若いねーと言われる」らしい。私は、元気だけはある白髪のおばあさん。

 夕食は博多の真ん中のビルの中.こんなところに静かな食事処があるの?と驚く。「私たちは年寄りだから、たくさん食べられないし、脂っこいものはダメなの」と伝えておいたので、和食を選んでくれていた。博多もお魚はおいしい。

 もう看板ですと言われるまで昔話、それからの人生、仕事の話、彼の同級生の話が続いた。彼には昨年不幸があったので「落ち込んでいた。けれど、会えてよかった」と言ってくれた。彼はまだ若い。少しずつ立ち直ってくれることを祈る。また来てくださいと言ってくれた。