「美味しいうどん屋さんがあると聞いた。そこに連れてって」とブラジルから来た客に言われた。私たちはあまり行ったことはない。普段利用している所が美味しいよと言いたかったけれど口コミで耳に入ったところらしい。

 客は大勢待っていた。待つ間に「どんな味かなー楽しみだなー」と言う。私は「あまり期待しないで食べたほうがいいよ。」と言った。

 うどんや上物には文句はない。「まあまあ、いけてる」というのが私の評価。食べたいと言った彼は「厳しいね。僕はおいしいよ」

 最後の出汁をすすって、私が

「この出汁は辛い、私たちの行きつけのうどん屋さんの汁は最後まで飲めるけどね」いうと彼も「同感!」初めて意見が一致した。

 うどんは出汁よ!

今度来た時に私の行きつけのうどん屋さんに案内したい。「美味しい」と言わせたい。

 

新しくできたウナギやさん。夫と妹、3人で食べに行った。焼きは柔らかく、タレも美味しかった。あちこちでウナギを食べてきた食道楽の妹が言う。

「ウナギはタレよ!」…「焼き」とは言わなかった。国産のウナギや四万十川の天然のウナギを食べても、最後は「タレ」という。

妹はあまり文句は言わなかった。美味しかったのだろう。私はまた卓球仲間と来たいと思った。

 

で、私の格言が生まれた

「うどんは出汁、ウナギはタレ」

「私の」と言わないまでも、まあ、万人が言ってることだねー

 

ブラジルからの客は帰っていった。ブラジルへ。