しばらくお休みだった短歌。月刊誌2冊も開封しないでそのままの日が続いた。やっと8月になって封を開いた。
1冊目は誌代切れ、振り込んでおかなくちゃ!
2冊目は同人誌だが、お馴染みの名前の方が亡くなっていた。その方を悼む歌が掲載されていた。ちょうどその頃、私も尊敬する先輩の訃報を聞いた。気持ちがぴったり合ったので、抜き書きをした。
釣り好きの方から鮎を送ってきた。今は亡き友人夫妻の息子さんだ。
彼のインスタグラムを見たら、教材に使うからか、等身大の釣りをしている人の彫塑作品が映っていた。彼はつりが好きなのだとしっかり分かった。お母さんの短歌には息子のアユ釣りの歌が6首あった。
そうだ、お父さんの歌集には子供たちと釣りに出かけた歌があったよと思い出して、お父さんの歌集を探してみた。9首載っていた。
その中から
・はじめての釣りにゆく日は4時に起き子らは地図にて行先捜す
・風邪を病みゆけざる吾娘が部屋ぬちに釣糸垂らし声あげている
・釣竿に釣糸つけて素振りする少年の瞳と一途なる顔
・しらじらと夜は明けそめて釣糸垂らす父子のめぐりはおぼろ
2冊目の歌集には旅の途中、釣りをしている人が気になったらしい短歌も1首
・急流に腰まで漬かり釣糸を垂るるいくたり見つつし行けり
あー釣り好きは親譲りなんだなーと思った。
そんなこんなで歌集を繰っていたら、また短歌を読みたくなった。歌を残していたら、こうして何度も読み返せる。その時のことが思い出される。気持ちもわかる。歌っていいなあ!
今まで読まずにいた月刊の短歌誌を読もう。