産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は15日、つくばエクスプレス(TX)車内で女性の下半身を盗撮したとして、同研究所つくばセンターに勤務する環境エネルギー分野の主任研究員の50代男性を同日付で、出勤停止1カ月の懲戒処分としたと発表した。

 

 同研究所によると、主任研究員は2月9日、出張先からつくば市へ戻るために乗車したTX北千住-八潮間で、斜め前に座っていた女性のひざや大腿(だいたい)部をデジタルカメラで撮影したとして、東京都迷惑防止条例違反で逮捕され、6月末に罰金20万円の刑事処分が確定した。

 

 主任研究員は事実関係を認め、深く反省しているという。

 

 同研究所は「今後、全役職員に規範順守の周知徹底を行い、再発防止に努めて参ります」としている。


<産経新聞>