平塚市は14日、酒気帯び運転をした市長部局の男性職員(23)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。当該部長と課長も文書訓告とした。

 市によると、職員は5日午後7時ごろから横浜市内の居酒屋で友人3人と飲酒。同11時ごろまで生ビール2杯と焼酎の水割り3杯を飲んだ後、電車でJR平塚駅まで乗ったという。駅近くに駐車していた乗用車で帰宅しようとしたところ、6日午前1時40分ごろ、同市南原の路上で県警の検問により、酒気帯び運転が発覚した。

 同職員は6日、上司に報告。市は警察への事実確認や本人からの聞き取りをした上で、内部規定により、懲戒免職を決めた。職員は今春に入庁したばかり。「ご迷惑をおかけしました」と話しているという。

 市では福岡市職員による飲酒運転死亡事故を契機として2006年9月に処分基準を見直し。飲酒して運転した場合は原則免職としている。大蔵律子市長は「市民の信頼を損ねてしまったことに対し、おわび申し上げるとともに、職員への指導徹底と、市民への信頼回復に努めたい」とコメントを出した。


<神奈川新聞>