県と美浦村の選挙管理委員会は25日、知事選などの期日前投票で、村選管が50代の女性有権者に知事選の投票用紙を2回交付するミスがあったと発表した。女性は2回投票したが、2票とも有効な票として扱われる。

 

 村選管によると、女性は20日、村役場で知事選と衆院選の投票を終え、23日に投票が始まった最高裁裁判官国民審査のため、24日に再来場した。選管の受付係は女性が知事選と衆院選で投票済みだと確認したが、用紙の交付係に伝えず、交付係が最初に投票する手順となっている知事選の用紙を誤って渡した。

 

 女性が知事選に投票した直後、同伴の夫が選管に指摘し、ミスが発覚。女性は衆院選には投票しなかった。

 

 村選管は「投票期日の違いを想定して準備していたが、このような事態になり、申し訳ない」と陳謝した。


<東京新聞>