熊野堂十二神鹿踊 奉納演舞 | 山下横笛教室

山下横笛教室

宮城県在住の横笛奏者、山下進です。
こちらでは日本の横笛、教室についてお知らせしていきます。

14日(日)、名取市に鎮座します熊野本宮社にて

春の例祭が執り行われ、熊野堂十二神鹿踊の奉納演舞も

行なわれました。

 

 

全くの想定外?でしたが、先週の金曜日に行なわれた練習に

参加させて頂いた際、笛のお手伝いの方が当日来られなく

なってしまったという話をお聞きして、急遽ですが、

自分が出来る範囲でお手伝いさせて頂くことになりました。

 

 

 

 

当日、熊野本宮社に到着して、まずはお参り。

 

 

 

 







 

その後、笛や足袋等を持ちに車へ戻って、再び神楽殿の方へ。




 


そうすると、先日、荒浜で行なった勉強会の時にお世話になった

笠原さんも撮影機材持参でいらっしゃり、挨拶。

 

そして四倉さんも来てくれました。

ありがとう!

 

その後、せんだい3.11メモリアル交流館の三條さんも撮影機材

持参でいらっしゃいました。

 

 

 

 

そうしていると、熊野堂十二神鹿踊の方々が集まられて、

神楽殿を使って衣装に着替えです。

 





今回、自分も衣装をお借りして着させて頂きました。



初めて着けるものもありましたが、その中でも草鞋ですね、

人生で初めて履きました。



 

他の皆さんも衣装を着て、太鼓を着けて、旗を背負い、

鹿頭を被り、準備が整ったところで、神楽殿の側から

隊列を組んで拝殿前の奉納演舞を行なうところへ。

この際に「通り囃子」を行ないながら行きます。

 

 

 

 




そして一つ目の演目「入羽(いりは)」。

 

当初は音源をかけて、それに合わせて笛を吹くということでしたが、

「自信あるんだったら、笛の生演奏だけでやっても良いよ」と言って

頂いたので、せっかくですので、自分の笛だけで演舞して頂くことに

させて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

今まで笛を吹いていらした方と、当日は一緒に吹かせてもらえたら、

という気持ちでいたのが、急遽、自分一人で笛を吹くことになった

わけですが、やっぱり緊張はありながらも、熊野堂十二神鹿踊の方々と

まともに合わせて行なうのはこれが初めてということもあり、

すごく嬉しかったです。



 


「入羽」の演舞を終え、次の演目「牝じしかくし」を行なう前に

衣装の準備があり待っていたのですが、その際にふと、何かすごく

清々しさを感じました。

 

 

 

 

お天気も良く、桜の花が舞い散るなかでの演舞、

 

その光景を想うと・・・感動しました。

 

 

 

衣装が整い、次の演目「牝じしかくし」です。

 

こちらの演目は「入羽」の3倍ほどの長さで、

楽譜作りも半分も出来てなく、音源メインで演舞頂き、

自分はその音源を聴きながら合わせて吹くようにしました。

 

音源の音が聞こえるように息を抑えて、聴きながら合わせて

吹こうとするのですが、う~ん、覚えきっていなので、

ズレてしまうところがあったり、構成も覚えていないので、

結果、中途半端な感じになってしまいました。(大汗)

 

 

二つの演目の奉納演舞が終わり、また隊列を組んで

通り囃子を行ないながら、元隊列を組んだところまで

戻り終了です。

 

 

着替えを済ませてから、今後の予定をお聞きしたり、

来てくれた四倉さんとお話をしたり。

 

 

 

本当に良いひと時でした。

 

 

 

熊野本宮社様

熊野堂十二神鹿踊の皆様

お越し頂いた皆様

 

ありがとうございました。

 



 

 

あとがき

アクシデントというのは急にくるもので、それに備え準備して

おくのは大事と、今回の出来事で改めて感じました。

(別に強制ではないので、そこまで感じる必要はありませんが、

自分の中で何か使命みたいなものを感じている)

 

今回それが出来なかったのは、笛のお手伝いされている方が

いらっしゃるから自分は出しゃばらないでも、といういつもの

遠慮の気持ちから。

熊野堂十二神鹿踊さんの方は、荒浜磯獅子踊りを立ち上げる上で

教えて頂く師匠のような立場の団体ですが、熊野堂十二神鹿踊さんの方も

今どこでもあるように後継者不足に悩んでいらっしゃいます。

(かなり高齢化しています)

 

教えてもらって終わりではなく、熊野堂十二神鹿踊さんの方を

お手伝いさせて頂きながら荒浜磯獅子踊りの方も立ち上げていく。

交流を続けながらお互いを支え合えるような関係になれたら、

そんなスタンスが良いのかなと思うようになりました。

 

師匠となる熊野堂十二神鹿踊の存続なくして荒浜磯獅子踊りなし。

 

 

郷土芸能、民族芸能にご興味ある方いらっしゃいましたら、

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