14日(日)、名取市に鎮座します熊野本宮社にて
春の例祭が執り行われ、熊野堂十二神鹿踊の奉納演舞も
行なわれました。
全くの想定外?でしたが、先週の金曜日に行なわれた練習に
参加させて頂いた際、笛のお手伝いの方が当日来られなく
なってしまったという話をお聞きして、急遽ですが、
自分が出来る範囲でお手伝いさせて頂くことになりました。
当日、熊野本宮社に到着して、まずはお参り。
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その後、笛や足袋等を持ちに車へ戻って、再び神楽殿の方へ。
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そうすると、先日、荒浜で行なった勉強会の時にお世話になった
笠原さんも撮影機材持参でいらっしゃり、挨拶。
そして四倉さんも来てくれました。
ありがとう!
その後、せんだい3.11メモリアル交流館の三條さんも撮影機材
持参でいらっしゃいました。
そうしていると、熊野堂十二神鹿踊の方々が集まられて、
神楽殿を使って衣装に着替えです。
今回、自分も衣装をお借りして着させて頂きました。
初めて着けるものもありましたが、その中でも草鞋ですね、
人生で初めて履きました。
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他の皆さんも衣装を着て、太鼓を着けて、旗を背負い、
鹿頭を被り、準備が整ったところで、神楽殿の側から
隊列を組んで拝殿前の奉納演舞を行なうところへ。
この際に「通り囃子」を行ないながら行きます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240429/13/yamasan57935793/e6/23/j/o1080081015431963966.jpg?caw=800)
そして一つ目の演目「入羽(いりは)」。
当初は音源をかけて、それに合わせて笛を吹くということでしたが、
「自信あるんだったら、笛の生演奏だけでやっても良いよ」と言って
頂いたので、せっかくですので、自分の笛だけで演舞して頂くことに
させて頂きました。
今まで笛を吹いていらした方と、当日は一緒に吹かせてもらえたら、
という気持ちでいたのが、急遽、自分一人で笛を吹くことになった
わけですが、やっぱり緊張はありながらも、熊野堂十二神鹿踊の方々と
まともに合わせて行なうのはこれが初めてということもあり、
すごく嬉しかったです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240429/13/yamasan57935793/7d/ad/j/o1080081015431963975.jpg?caw=800)
「入羽」の演舞を終え、次の演目「牝じしかくし」を行なう前に
衣装の準備があり待っていたのですが、その際にふと、何かすごく
清々しさを感じました。
お天気も良く、桜の花が舞い散るなかでの演舞、
その光景を想うと・・・感動しました。
衣装が整い、次の演目「牝じしかくし」です。
こちらの演目は「入羽」の3倍ほどの長さで、
楽譜作りも半分も出来てなく、音源メインで演舞頂き、
自分はその音源を聴きながら合わせて吹くようにしました。
音源の音が聞こえるように息を抑えて、聴きながら合わせて
吹こうとするのですが、う~ん、覚えきっていなので、
ズレてしまうところがあったり、構成も覚えていないので、
結果、中途半端な感じになってしまいました。(大汗)
二つの演目の奉納演舞が終わり、また隊列を組んで
通り囃子を行ないながら、元隊列を組んだところまで
戻り終了です。
着替えを済ませてから、今後の予定をお聞きしたり、
来てくれた四倉さんとお話をしたり。
本当に良いひと時でした。
熊野本宮社様
熊野堂十二神鹿踊の皆様
お越し頂いた皆様
ありがとうございました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240429/13/yamasan57935793/01/10/j/o0810108015431964002.jpg?caw=800)
あとがき
アクシデントというのは急にくるもので、それに備え準備して
おくのは大事と、今回の出来事で改めて感じました。
(別に強制ではないので、そこまで感じる必要はありませんが、
自分の中で何か使命みたいなものを感じている)
今回それが出来なかったのは、笛のお手伝いされている方が
いらっしゃるから自分は出しゃばらないでも、といういつもの
遠慮の気持ちから。
熊野堂十二神鹿踊さんの方は、荒浜磯獅子踊りを立ち上げる上で
教えて頂く師匠のような立場の団体ですが、熊野堂十二神鹿踊さんの方も
今どこでもあるように後継者不足に悩んでいらっしゃいます。
(かなり高齢化しています)
教えてもらって終わりではなく、熊野堂十二神鹿踊さんの方を
お手伝いさせて頂きながら荒浜磯獅子踊りの方も立ち上げていく。
交流を続けながらお互いを支え合えるような関係になれたら、
そんなスタンスが良いのかなと思うようになりました。
師匠となる熊野堂十二神鹿踊の存続なくして荒浜磯獅子踊りなし。
郷土芸能、民族芸能にご興味ある方いらっしゃいましたら、
こちらまでコメント頂けると嬉しいです。