試練はまだまだ続く。状況打開の新兵器、ゴルフ・ボール。コイツでグリグリ、スネの外側を食い込ませて柔らかくし、足の指が動くようにする…何だか、キック・ボクシングの選手がビール瓶でスネを叩き、スネを強くするのに似てきた(笑)
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9日振りのリハビリ通院...この間、リハビリは頑張ったんだ。階段の下りもまだぎこちないが、ここまでできるようになったんだ。回復振りを先生に認めてもらいたくて。
そしていつものリハビリの先生...と思ったら、前の患者さん(小学生の男の子だった)の治療が終わっておらず、忙しそうだった。代わりに若い男性の先生が、超音波の刑とモミモミ(マッサージ)を施してくれた。美人の先生と比べ、全然ソフトで驚いた。一般的に想像する「マッサージ」という感じで、気持ちがいいのだ(実際、寝かけた)...と思っていたら、急に手荒いマッサージ(笑)...美人の先生が前の患者さんの治療を終え、マッサージを交代したのだ。
その時に先生たちで小声で何やら協議していたが、今回は聞こえなかった。美人の先生が直後、「さっきの男性の先生も、アキレス腱断裂の経験者なのよ。受傷したアキレス腱は、どうしても硬くなってしまう」と。そして...9日振りということもあり、先生は色々と筆者の様子を質問していた...
先生「風呂に入っている時、傷口から体液の滲み出しはない?」
筆者「う〜ん...最近はないように思います」
先生「アキレス腱は痛くない?」
筆者「痛くはないです」
先生「痛くはないというと?」
筆者「先週、繁忙期で職場に3回足を運んだんですね。そうしたら、夕方はパンパンに浮腫んで...痛くはないんですけど」
先生「あぁ...重くて辛いってヤツね」
筆者「そうなんです」
先生「職場はその後、ずっと通いなの?」
筆者「基本、在宅です。職場行く時はオフピークにしています」
先生「その時は、時短勤務になるの?」
筆者「残りは在宅で、1日トータルで所定の時間を働きます」
先生「そうなんだ!今の時代、便利になったよね〜在宅勤務だなんてね」
筆者「はい。昨年までなら、あり得ません。コロナが産んだ産物ですね」
先生「だとクルマ通勤も減って、渋滞も排ガスも減るわね」
筆者「あと、紙も減って環境に優しくなります。在宅だと印刷しないので。PC画面を見て、サッと頭に入れるんですよ」
先生「そうなの!私、未だに紙に打ち出さないと、書類が読めないんだけど」
筆者「私もずっとそうでした。でもPC画面見るだけで、というのはやっているうちに慣れますよ」
先生「今迄通ってたのは何なの?て話だね」
筆者「家でもできんじゃん、て感じ(笑)」
こんなたわいもない話をしていても、先生は手を動かして(深くグッと食い込む)マッサージを続ける。さて、マッサージが終わると今度は仰向けになり、足首の動きのチェックに入る。先生が足首を押さえつけて「はい、上に上げて」と思ったら、今度は足の裏を押さえつけて「今度は蹴ってみて〜」と。最後に足の外側を先生が手で押さえつけて、「足首を外側に曲げてみて〜」と、一通りチェックを行なった。
その結果、やはり背屈にまだ問題があり、未だに不十分なのは、次の2つだった。
・足の外側の背屈(小指が上に上がらない)
・足首を外側に曲げる力(まだ小指が垂れて外側に押してしまう)
スネの外側の筋肉を柔らかくしないと、足の指をなかなか上に持ち上げられないと言われてしまった。そこで、スネの外側の筋肉に拳をグリグリのめり込ませ、スネの外側の筋肉を柔らかくすることを提案された。先生が拳をグリグリのめり込ませると、飛び上がるほど痛い!スネの骨にグリグリやられているかと思った!でも先生から「先週よりは、大分指も上がるようになっているから、頑張って」
(スネ外側へのグリグリ…ゴルフボールにした笑)
続いて提案されたのは初の試みで、手術痕の周りからアキレス腱を摘み、アキレス腱を上下に動かして解すマッサージだった。「傷口を広げるような摘み方ではないから、傷口は開かないので大丈夫」。先生がグリグリとアキレス腱を上下に動かすと、「おいおいっウソだろ!?」というくらい痛い!全く、可愛い顔して、豪快なマッサージをする(笑)。
マッサージの新機軸を打ち出した後は、壁に手をついて爪先立ちだ。ここでも先生の厳しいチェックが入る。
先生「はい、踵を上げてぇ」
筆者「・・・」
先生「先ず壁に寄りかからないで、姿勢を真っ直ぐにして」
筆者「はいっ」
先生「そして踵を高く、上に真っ直ぐに」
筆者「はいっ」
先生「親指の付け根に力入れて!足が外側に沿っているよ」
筆者「はいっ」
(先生、今度は座布団を持ち出して、筆者の膝の間に挟み)
先生「親指に力入れて、怪我した左足にもっと体重を乗せて!」
筆者「はいっ」
(先生、この間は筆者の脹脛や親指を押さえたり、で動きをチェック)