アナログ、レコード、ヴァイナル…と色々な呼び名があり、レコード針が刻まれた溝に触れると実にウォームな音を奏でる直径30㌢のビニールの円盤、もう一度やってみようかなとふと思った。

ここ数年、我が家のヴァイナルは、完全に眠っていた。モノが日々増えに増え、土日は演奏活動で家を空けることが増え、自室はまるで片付かなくなっていた。楽器・機材群の配置も機能的でなく、ヴァイナルはコンテナに格納されたまま放置された。プレイヤーもあるにはあるが埃に埋もれ、ここ何年も稼働しなかった。

今や配信全盛の世の中、YouTubeやSpotifyを漁れば聴けない音楽はない時代、ヴァイナルを持っている意味なんか最早あるのかと、自虐的にさえなっていた。

直径が30㌢もあり、置くだけで場所を食う前々々世の遺物、こんなモノDisk Unionに売り飛ばそうかと考えたこともあった。

こんなときにアキレス腱断裂の大怪我、音楽活動は中止、リハビリに励む日々…。そのうち、不完全ながら歩けるようになってきた。時間や心の余裕が出てきた。そうすると、「歩ける喜び、部屋の模様替えをしよう!」と思いたった。狭い部屋をより広く、より機能的に使えるよう、各楽器・機材群を再配置していった…勿論、折角治りつつあるアキレス腱をまた切らないよう、細心の注意を払いながら。その結果がご覧の通り(まだ途上だが)


楽器・機材群のこの再配置で、かなり広く機能的になった。ピアノの前か回転椅子に座るかで、殆どのことが出来るようになった。残るは…上の写真では奥の机の下辺りに埋まる、ヴァイナルをどうするか?である。広くはできたので、奥に埋めたままだと勿体ない。そんな折、偶々
この動画(タモリ倶楽部 / アナログレコード工場(東洋化成)訪問)を見た:


これで、数年前にヴァイナルを集めていたことを思い出し…アナログ再燃である。この動画でも度々触れられるが、ヴァイナルは「音が良い」のだ。絶対にCD、配信よりは音が良い。配信でもハイレゾ音源だと音は良いが、配信でもMP3なんかだと「人をバカにするな!」と言いたいくらい、音が悪い。

今、ヴァイナルをコンテナから取り出している所だが、数百枚ある模様で「こんなのも持っていたんだ!」と再発見の状態だ。しかも整理(アーティスト毎、ジャンル毎)されていない。プレイヤーも置き場所を作って、再配置する必要がある…使い易いように。数週間かかるかもしれないが、ヴァイナルを聴ける環境を構築していきたい。

続編、やるかもしれません (笑)