夕方の筑波山。標高874m。筑波市の病院に来ているので、当然間近に見える。この辺では名山で、小学校の遠足コースには必ず指定される。因みに、私は筑波山に登ったことがない 笑

本日はいよいよ手術である。AM 0時より絶食、AM 7時より禁飲、AM 8時半までに手術着に着替え、血栓防止用の靴下を怪我をしていない片側だけ履く。同時にAM 8時半までに、家内も病院着の予定だ。そして、何と手術前に、しっかり歯磨きしろとのことである。看護師さんによると、全身麻酔のため(自力呼吸ができないので)、口から酸素吸入をやる。その際に歯のゴミが酸素吸入器を通じて肺に入ると、肺炎を起こすと…

だけど医療従事者、重労働だと思う。入院患者がいるわけで、必然的に24時間体制だ。私は、昼の仕事はクジゴジ、音楽活動も夜11時までだから、重労働さ加減がハンパないとよく解る。余程の使命感と仕事にかける思いがないと、絶対にできない仕事だ。

手術前は緊張する。いつもは朝にある、お通じが出ない。手術着も、看護師さんに着替えを手伝ってもらった。ストレッチャーで手術室に運ばれ…麻酔医の先生がいったとおり、10秒か20秒で意識がなくなった。で、術前言われていたとおり、次に目が覚めたらもう手術が終わっていた。術後は、傷口の痛みとの闘いだ。兎に角、痛い。点滴で痛み止めを注入してもらうが、それでも痛い。体温も38℃近くまで上がる。痛みも発熱も何とか収まったのは、夜になってからだ※。

そして手術結果。あの若い主治医は「段端と段端を繋ぎました」と冷静に言うのだが、「左足アキレス腱、以前に通風をやったと言ってましたね?断片らしきものがあったので、病理に回しときました。外来の時にでも(話しましょう)」と。今回の受傷部位である左足アキレス腱、実は5年前に通風を発症した部位でもあり、この若い主治医には一応申し出てはおいたのだ。

それにしても手術は大変、とてつもない1日になった。夜になって、食事がやっと喉を通ったほどだ。

※後日追記
発熱は手術当日では収まらず、その後何日か続いた。「手術すると何故熱が出るのだろう?」解説してくれるHPあるのですね。

術後の発熱には解熱薬を投与したほうがいい? | 看護roo![カンゴルー]


簡単には、術後は、手術侵襲によって炎症性サイトカインが産生・分泌されるのだそうだ。サイトカインは情報伝達物質であり、全身に侵襲の発生を伝え、適切な生体反応を起こさせる役割を担う。生体反応の1つとして視床下部の体温調節中枢にサイトカインが作用することで発熱が起こるとのこと。

解熱薬を投与することは控え、基礎疾患がなく全身状態が安定している場合は経過観察でもよい。(心臓、呼吸器、脳神経障害などの基礎疾患がある場合は、早めの解熱が無難)。感染症が疑われる場合、解熱薬によって発熱を抑えることが診断の妨げの可能性があり、免疫反応の抑制を避けるためにも解熱薬は慎重に投与すべき。敗血症の場合、解熱薬の投与が死亡率を悪化させるという報告もある。

看護師さんたち、こういうことを学んでいるから、発熱が判って慌てて解熱剤という行動を取らないんだと、判った。