この夜のライブの出演者。左からタナカチアキ(Tb)、山口コージ(pf)、秋本順二(b)、鈴木直勝(ds)。因みに私は新兵器、フェイスガードを装着^_^

この日は、実家近くの千葉県松戸市、りべるて2さんでの出演。女流トロンボニスト、タナカチアキさんのリーダー・ライブだ♫実はりべるて2さんに伺うのは、何気に楽しみだ。何故かと言えば、家内の出身高校が近くにあるからだ。といっても、ついぞそこを見に行ったことはないのだが。

りべるて2さんの最寄駅は、流山電鉄(!)の小金城址駅である。この小金城址駅と駅前の商店街、懐かしの昭和の風情なのだ。具体的には、昭和47年頃の雰囲気かなあ。子供の頃の商店街の雰囲気に、実によく似ているのである。

りべるて2さんも勿論、昭和の雰囲気が漂うアットホームなお店である。普段はレストラン(というより食堂の雰囲気に近い?)として営業、土曜日の夜はジャズ・ライブの場として開放している。りべるて2さんにはタナカチアキさんバンドで出演させてもらって3年?7回目となり、感謝である。

前回のライブは今年の2月29日…あの「イベント自粛要請」会見の日だった。開演前に、マスター、ママ、バンドのメンバーとで、あの会見をラジオで聴いていた記憶が蘇る。あれから悪夢が始まってしまった。一斉休校要請。緊急事態宣言。ステイ・ホーム。4〜5月のライブ、セッションは全部流れたこと。

あれから5ヶ月。世間は一度閉じ、再び動き出したが、まだまだ大混乱だ。暑いのにマスクしろだとか、GoToが有名無実化したりとか、感染者数ばかり取り沙汰されたりとか、誰が悪いんだか世の中は全く冷静さを取り戻せないでいる。未だライブを演ろうとすると、「こんな大変なときにライブを演るなんて(何と非常識)」と周りの冷たい目。

そんな中でも、真面目に、感染防止対策を徹底させて、お客様の安全を願ってお店を運営され、ライブのお声掛けまでくださったマスターとママ。3度のメシなんかより遥かにジャズが好きで堪らないチアキさん、バンドのメンバー、お越しくださいましたお客様、ライブの後のセッション・タイムに乱入くださった方々。本当に音楽を愛する人たちに囲まれて、人生の幸せって、こういうことを言うのだろう。皆さま、本当に、本当に、有難うございます。

この夜のセトリです:

1st
moonlight serenade
little sunflower
fotografia 
浜辺の唄
girl talk

2nd 
grandfather’s clock-grandfather’s waltz
summertime
sail away
over the rainbow
energia

この夜のライブで唯一、トリオでの演奏風景。夏なのでgershwin作曲のsummertimeを採り上げたが…意図に反して、一番苦手で一番難しい、ミディアム・スローのテンポにしてしまった!(T . T)

さて、次週は7/24〜7/25連夜の興行、横浜は関内〜巣鴨をツアーだ。先ずは7/24(金)は、素晴らしいボーカリスト・多田ゆきさんとのデュオで、ファーラウト(横浜・関内)というステキなクラブでライブです。ジャズからポップスまで、幅広くナンバーを揃えております。ゆきさんの圧倒的な歌唱力は勿論のこと、歌詞の解釈も泣けるほど素晴らしい:

続く7/25(土)は、ライフワークと化しているムーングロー(東京・巣鴨)でのセッション・ナイト、第4土曜日なので、「何でも」セッション・ナイトです。この日のホスト、よしみせいいちさん(b)、畠山尚久さん(ds)とともに、あんな曲こんな曲を、できる限りみなさんとチャレンジします♫

世の中まだまだコロナで混乱しまくっておりますが、もしお時間ありましたら、お越しくださると嬉しいです😆山口コージのジャズな日常、進行ちうです(^ ^)