~ 女性に人気のおいしい料理とお酒が楽しめる店
住 所 秋田市保戸野千代田町13-65
TEL 018-823-5627
営業時間 18:00~23:00
(金・土 ~24:00)
定休日 月曜日
セレブな気配漂う街“保戸野”。そこに「おいしいお店」有りの情報を嗅ぎつけ、「香蔵(かぐら)」さんへ。そう言えば、これまでなぜか手薄だったエリア。
立派な生け垣が囲む門塀。石段を4つ登り、庭を抜けて、入口にたどり着く。
カウンターは5席。今夜も冷え込むが、まずは「瓶ビール 550円」から。
お通しは、玉子焼きやサンマ煮などの3点盛り。
料理がおいしいとの評判だが、日本酒もこだわりを感じる銘柄群が連なる。
その中から、まずは「福禄寿 農醸 ひやおろし(グラス)730円」。酒米は、秋田生まれの“改良信交”。最近、この酒米にハマっている。
穏やかな味わいの中に、しっかりとした奥深い旨みが感じられ、やっぱりいい!!
「刺身5点盛り 1,200円」(写真)をお願いすると、金目鯛に、イワシ、カツオ、マコガレイ、そして、だだみ(タラの白子)が小鉢に。真ん中に、おまけの6品目ウニものる。獲れたところも千葉、秋田、青森と明瞭だ。
2杯目「角右衛門 ひやおろし(グラス)590円」も空になり、次は、一合で「阿櫻 鳳 純米大吟醸 1,000円」をお願いする。一合だと、片口で供される。
120年ほど前、横手にあった酒蔵の銘柄「鳳(おおとり)」。その子孫の「後藤酒店」の店主が復活させたプライベートブランドの日本酒。
切れのある力強い旨みのあるお酒。あれこれ思いを巡らせながら飲むと、また格別にうまい!!
お品書きには、「石橋ごぼうの唐揚げ」や「横沢曲がりねぎと県産レンコンのピザ」など、秋田の伝統野菜を使った料理もある。
たぶん、こちらも秋田で捕れた「熊肉の玉子とじ 1,000円」。山椒を振っていただけば、熊肉独特の甘みと旨味が絶妙で、意外とお酒に合う。
先程から、来店客が次から次へと奥の部屋へ。気がつけば、その全てが女性。加えて、カウンターお隣も、若いカップル。おいしいお店への女性の嗅覚、恐るべし。
それにしても、日本酒のコメントや、酵母、日本酒度などの解説が、またなんとも粋。
ご主人の“日本酒への熱い思い入れ”に敬意を表して、大好きな「雪の茅舎 美酒の設計(一合)900円」をいただき、改めて乾杯!!
奥から聞こえる笑い声が、軽やかに、そして、心地良く響いてくる~。