~ 秋田“北限のフグ”を食しに、素敵なオーベルジュへ
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住 所 秋田県潟上市天王字棒沼台299-2
TEL 018-838-0823
営業時間 11:00~14:00
17:00~21:00
定休日 無休
たまには、秋田県内を、少し遠出しての探訪。
潟上市の天王地区は、目の前の日本海が、トラフグの産卵場として国内最北。なので、ここで獲れるフグは、その名も“北限のフグ”。
今夜は、荒波に揉まれ、身が引き締まった“北限のフグ”を食しに、「北限亭」さんへ。
まだ2年目というお店は、立派な門構えの大きな建物。
目の前にある道の駅の温泉で、ひとっ風呂浴び、ぽっかぽかになった身体には、まずもって「瓶ビール(中)」。
ビールを一気に呷ると、厨房から現れたパンのようなお料理は、「オニオンスープのパイ包み」。パイ生地を破くと、中からは、湯気とともにおいしそうな匂い。
ホタテや海老などの魚介類と玉葱の旨みが濃縮されたスープは、サクッとしたパイと一緒にいただくと、なおうまい!!
早速「お造り(ボタン海老、ツブ、マグロ、活〆ヒラメ)」が登場し、それとは別に、「ふぐ刺し」のお皿がもう一枚(写真)。
すかさず「日本酒用に、どうぞ!!」とグラスを持ってきてくれたのが、こちらの女将さん。フグには、絶対“このお酒”と、事前にお願いし「新政 ラピス 別誂(中取り)」を持ち込ませてもらった!!
薄造りを数枚、遠慮無くいただくと、抜群の歯ごたえと、後で、ぐっと旨みが来る感じが、まさしく“北限のフグ”の醍醐味。合わせる「新政」も、あ~間違いない!!
奥のテーブルでは、老夫婦が仲睦まじく、お酒を注ぎ合っている。そこへ、女将さんが“膝掛け”を2つ持って行く。
気がつけば、窓から見える庭園に、雪がしんしんと降り下り、今夜は、たぶん積もりそう。
「ハタハタの鍋です~」と届いた銀の器の中身は、ブリコ(卵)がパンパンの秋田名物の季節ハタハタが2尾。それにしても、ブリコが、よくねば~る!!
「カレイの煮付け」や「お寿司」も出て、海の幸づくしに、お酒が進む。
女将さんの隅々まで行き届いた心遣いが心地よく、できれば、ず~とこうして居たい!!
そんな願望が、今夜は実現!!
ここは、宿泊設備を備えたレストラン、いわゆる“オーベルジュ(Auberge)”。今宵の寝床は、まさに這ってでも行けるところ。
そういう訳で、持ち込みの「新政」のボトルは、ちゃんと飲み切る魂胆!!