~ 黒(こく)1点で、美食・美酒に酔いしれて!!
住 所 秋田市中通6-13-20
TEL 018-836-0118
営業時間 18:00~24:00頃
定休日 日曜、祝日(市場が休みの日)
失礼ながら、ここは、たぶん、一見さんでは入れないであろう、店構え。
明かりらしきものは、ガラス越しに漏れる微かな光のみ。看板も、夜になると暗闇に埋もれ、確か、このあたりと、目をこらして、ようやく、たどり着く有様。
信頼の置ける飲み仲間からの、“是非、あそこに”と、助言をいただき、予約し伺った次第だが・・・。
おそるおそる立ち入ると、店内では、たくさんのお客さんたちで盛り上がっている。しかも、よく見るとカウンターに座る全員が女性たち。
出迎えてくれたご主人に、とりあえずの瓶ビールをお願いすると、一品目は、カクテルグラスに「ウニがのる“蓴菜(じゅんさい)”」。雑然とした店内とは、少し不釣り合いなビジュアルだが、なんとも、美味!!
次に「焼き枝豆」と「里芋煮」、そして「ミズのタタキ」、「海老しんじょう椎茸包み揚げ」、「牛筋とひも唐辛子の煮込み」と、華麗な姿のお料理が次々と登場する。こちらは、基本的におまかせで、料理が3千円。
お酒の方は、特にメニューは無く、「冷蔵庫から、ご指名してください」とのこと。こんな感じのお店は、大の大好き!!
早速、冷蔵庫をのぞき込み、見事な銘酒群から、「美酒の設計(齋弥酒造店)」をお願いする。
まさしく“美しすぎる”お酒をいただいていると、ナイスなタイミングで「カツオ刺」が出る。ご主人が「うちのは、“辛子醤油”で食べてみてね」と。素直にいただけば、なるほど行ける!!
次の日本酒も、秋田の美酒「一白水成(福禄寿酒造)」。その“麗しい”お酒をいただくと、今度もナイスなタイミングで、大好きな「しめ鯖」(写真)が登場。
その輝きからしても、只者とは思えない一品は、間違いなく、これまでのトップ級。「真鯛が2本買える値段。鯖をもらってから、値段を言われてね~」と、実にうれしそうなご主人。
奥の部屋から、先程来、歓声が上がっていた団体さんもそろそろ終了。現れるお客さんは、女性、女性、そして次も、次も女性。
結局、本日は、黒一点。いただいたデザート「桃のコンポート」までも赤ワイン仕込みで、深紅の出で立ち。
今夜は、美食、美酒に酔いしれ、秋田美人たちに惑わされ~。飲み仲間の情報通には、疑いの気持ちを詫びつつ、感謝・感激・雨あられ~!!