~ 超ディープな酒場は、おもいやりに満ちていた!!
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住 所 東京都品川区小山4-3-13
TEL 03-3781-2532
営業時間 14:30~20:00(月~金)
12:00~20:00(土・祝)
定休日 日曜日
本日は、武蔵小山駅にて下車し、ディープな酒場として名高い「牛太郎」さんへ。
ここは、昼過ぎ辺りから、連日のように、常連さんたちが集う、様々な“酒場ルール”があるお店らしい。
果たして、暖簾をくぐると、シーンと静まり返り、独特の空気感が流れている。
コの字カウンターに座るお客たちの眼差しは皆、カウンターの中に立ち、黙々と作業をしているご主人に注がれている。
しばらくの間、立ったまま、どうしたらいいものか迷っていると、常連さんらしい一人客のおじさんが「ここ空いてるよ」と声をかけてくれた。
4人掛けの木製の長椅子の端っこに腰掛け、みんなとおんなじ様に、じ~と待つ。
そんな中を、ご主人が、出来上がった注文の品を、一切迷うことなく、あちらのお客、こちらのお客、そして、そちらのお客と置いていく。
一連の作業が一息ついて、ようやくご主人が近づいてきて、「“飲み物”は、何にしますか。」と聞いてくれる。
そう、ここは、最初に頼めるのは「飲み物」のみ。
「瓶ビール(大)500円」をお願いし、今度は、壁のお品書きをじ~と眺める。
「煮込み」「ガツ酢」「ポテトサラダ」「スパゲッティサラダ」「トマト」などなど、これらは、すべて120円な~り。
そして、100円とあるのは、「もつ焼き」「オニオンスライス」「ショリソー」「ナムル」「キャベツ」。そんで、「お新香」は90円。
瓶ビールが届いたタイミングで、こちらの名物とお隣から教えてもらった「とんちゃん120円」(写真)を注文。
味噌味の“ガツ”に、更に辛子味噌をつけていただく代物だが、なんとも絶妙なおいしさ。
ご主人が目の前を通るタイミングに合わせ、ビールを一気に飲み干し、「ホッピーセット390円」をきわどく注文。
次第に、先輩たちの所業を学習し、気負い無く、ホッピーの「ナカ」を追加し、「お新香90円」もお願いできた!!
すると、隣の椅子のご夫婦が、手を挙げ「こちらも、“お新香”お願いしま~す」。
どちらからともなく、ご夫婦と目が合い、思わず、笑顔がこぼれる。
向かい側には、おじさんたちに混じり、170円の「赤ワイン」のグラスを傾ける若い女性の一人客。
あれれ~、よ~くみると、みんな、相当楽しそう~。
注文の一品一品を納得いく状態で、最高のタイミングで食べてもらいたい。そんなご主人の“思い”を常連さんたちが受け止め、たぶん、作り上げられたスタイル。
ご主人と常連さんたちの“おもいやり”が詰まったお店は、いぶし銀のごとく輝いていた!!