~ あこがれの“おでん”の味を再現!!その名は“池ちゃん”
住 所 秋田県秋田市高陽幸町1-25
TEL 018-864-6522
営業時間 17:30~23:00頃
定休日 日曜日
知り合いから「おもしろい店があるよ!!」との情報をゲットし、今宵は探訪。
ビル2階のどん詰まりに「おでん いけちゃん」と書かれた看板を見つけ、早速店内へ。
ほぼ満席のカウンターに収まり、「瓶ビール470円」をお願いすると、女性の店員さんから「今日は、特別!!」と言われ、瓶ビールと栓抜きを渡される。
ここ「いけんちゃん」では、飲み物は、冷蔵庫や棚から自分で持ってくるセルフシステムとのこと。お隣さんが耳打ちしてくれた。
ぶら下がるお品札を眺めていると、カウンター越しに渡されたのは、見るからに活きがいいヒラメとタコのお刺身がのるお皿。
「ここのお通しは“お刺身”」と、今度も教えてくれたお隣さんは、「毎日来てます!」という正真正銘の常連さん。
こちらの看板商品「おでん(おまかせ)500円」と芋焼酎をお願いすると、女性の店員さんが、大きなおでん鍋から「大根に、がんも、しらたき、椎茸、竹輪、厚揚げ、レンコン天、玉子、そして、最後に、真っ赤なウインナー」をのせ、お汁もたっぷり入れてくれる(写真)。
「大盛りだね~」と目を丸くして、おどけてみせるのは、みんなから“池ちゃん”と呼ばれているご主人。
“おでん”は、透き通ったスープの関西風。おでん種の個性が引き出されていて、なんともおいしい!!
またまた、お隣さん情報によると、ご主人の“池田さん”は、数年前に突如閉店し酒飲みたちを悲しませた、おでんの名店“こぶ志”さんに通い詰め、その味を再現したい一心で、この「いけちゃん」を始めたとのこと。
改めて“がんも”をほおばると、“池ちゃん”渾身の思いが伝わってくる。
“キンミヤ”の一升瓶を抱え、一人でホッピーを飲む若者。彼の「今日は、あっさりしたものが・・・」という要望に、“池ちゃん”が「心太(ところてん)なんかどう?」と聞いて、メニューにない一品が誕生する。
“池ちゃん”がお客さんを愛おしみ、お客さんが“池ちゃん”を慕う。
ご主人“池ちゃん”のお人柄に惚れ込み、夜な夜な集う酒飲みたち。“そんなひとり”になりました!!