地元の紳士淑女が集う、ハイソサエティな肴のおいしい店
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住 所  岩手県盛岡市菜園2-4-14
TEL  019-652-2460
営業時間 17:30~23:00
定休日  日曜、祝日
 
 秋田のお隣だが、なんとも久しぶり
 
 盛岡駅から歩くと、北上川を渡ったあたりからが繁華街
 
 昔に比べると、チェーン店が幅をきかせ、人通りもなんとなく疎ら映画館通りから、小路に入ると、そのまた奥の小路に、“肴のおいしい店”と看板を掲げるのが、今夜の店「おばちゃん」
 
 6時ちょっと前の店内には、渋めの紳士がお一人。カウンターに座るご婦人と楽しそうに世間話をしている。
 
 そのご婦人に、「こちらにどうぞ」と隣の席を促され、ちょこんと着席。
 
 「こんちは~」と、またもや、背広姿の紳士が現れ、「井上さんも来るようだ」と、そのご婦人に報告。ご高齢のこのご婦人が、なんと、こちらのママさん!!
 
 瓶ビールを注文すると、カウンター内に陣取り、みんなに「京子ちゃん」と呼ばれている女性から、「根曲がり竹(細いタケノコ)」と「ミズのおひたし」(写真)をいただく。横にのる味噌は、すっきりとした甘さで、タケノコの独特風味がより引き立つ。
 
 「ミズは、今日採ってゆでた物だから」「タケノコは、昨日採って今日ゆでたもの」とママさんの説明は、何とも明快。
 
 お酒「あさ開き 辛口」を常温でお願いすると、帆立の「マリネ」と分厚く切られた「カツオ刺」をいただく。
 
 ポツリ、ポツリと紳士淑女たちが席を埋めていき、いつのまにか満員御礼
 
 ツーリングが趣味という京子さんが、秋田の道の駅で見つけた「赤ずし餅米赤シソなどを混ぜて発酵させたもの)」があまりにおいしかったので、「秋田に行くと必ず買ってくる」と教えてくれた。そういえば、「赤ずし」は、うちのおふくろの大の好物。
 
 「あさ開き」をおかわりし、「ホヤ」をお願いすると、煙が立ち上る。炭火で焼かれたは、外がパリッ、中がホックホクでジューシー。そして、大きなホヤは、お刺身で、盛岡のおいしい素材に舌鼓を打つ。
 
 お店に品書きはないが、瓶ビールに、日本酒3杯。それに、お任せ4品とガラスケースからホヤをご指名して、締めて4,400円。
 
 今度は、「秋田うまいもの」持って来ま~すと、皆さんにご挨拶して、そろそろお暇(いとま)の頃。秋田新幹線「こまち」の発車時間に、もうギリギリ・・・。