~ 関西居酒屋満喫コース。あ~やっぱ、関西はいい!!
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住 所 神戸市兵庫区福原町27-5
TEL 078-575-4184
営業時間 11:30~21:30
定休日 火曜日
♪東京から飛行機のって 神戸に着いた~、ここは港まち~。なんちゃって悠長に替え唄を歌ってる場合じゃない。
南岸低気圧なるものによる大雪で、飛行機が3時間半の遅れ。灘の酒蔵巡りはあきらめ、本日の酒場「丸萬」さんへ直行~。
神戸も、冬のこのあたりのこの時間帯は、ほとんど人影がない。大きな白地の布に「丸」「萬」とこれまた大きな字がしたためられた暖簾がゆらゆら。
漏れる灯りに導かれるように中に入ると、カウンターとテーブル席の間をキビキビと動き回るお姉さん達。カウンター内に立つ男衆は注文のメモとにらめっこしながら、黙々と調理に取り組んでいる。とにかく、すっごい熱気。
カウンターに座り、まずは、「瓶ビール(大)580円」。そして何はさておき「生(き)ずし300円」(写真)を注文。
「生ずし」は、鯖を酢じめしたものだが、東京や秋田の「しめ鯖」と違う。酢にたっぷり漬かっていて、何も付けずにそのまんま食べるのが一般的。鯖の他に、鰆や鯛の「生ずし」を出すお店もある。
久し振りの「生ずし」は、自分の中で関西酒肴の一番手。この身震いするくらいの酸っぱさが、たまらない。
灘の銘酒「白鶴 特撰酒400円」をぬる燗でお願いし、「ムキガニ酢500円」を注文。
すると、お姉さんが、板さんに向かって「あれっ、おにいちゃん。“カキ酢”ちゃうで、“カニ酢”やで~」と笑いながら声をかける。板さんも、「そやけ~」とはにかみながら「カキ酢」を引っ込める。そんな掛け合いが軽妙でなんとも楽しい。
大急ぎで仕上がった「ムキガニ酢」。カニのほぐし身をつまんで酢醤油でいただくと、カニ本来の旨みがさらにぐっと増す。やはり、カニには、酢醤油が一番!!
追加で、熱燗「白鶴 上撰酒330円」を1本。「だし巻350円」もお願いする。
湯気が立ち上る、ダシと塩気がぴりりと効いた「だし巻」は、さすがわ関西の味。横にのる少し甘めな薄ピンク色の「ガリ」との相性もぴったし。
高齢の女将さんが店内を回られ、穏やかな雰囲気でお客さんと語り合う。相変わらずてんやわんやのお姉さん達も、とても楽しそうだ。
店内には、おじさん達や若者グループ、若いカップルなどの、やわらかい関西言葉が飛び交う。
お昼を取り損ねた本日は、「巻寿し500円」も注文。「生ずし」で始まり「巻寿し」で締める「関西居酒屋満喫コース」。
この“ほんわか”“まったり”がいい~。あ~やっぱ、関西好きやねん!!