緑茶割りで一杯。静岡よいとこ~、一度はおいで!!
 
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住 所  静岡市葵区上石町7-15
TEL  054-252-3989
営業時間 17:00~23:00
定休日  日曜日
 
 
   「あ~、やっぱり超アップ富士山は、いいな~」。走る電車車窓から、右に見えたり左に見えたり。その度に乗客から歓声が上がり、デジカメ携帯のシャッターが切られる。
 
 初めて訪れる静岡。「静岡」といえば、「富士山」を筆頭に、「茶畑」「桜海老」「鰻」「静岡おでん」「富士宮やきそば」「ホルモンカレー」「ちびまるこちゃん」などなど。指折り数えながら、そんな思いを巡らせていたら、無事到着。
 
 静岡駅前には、ど~んと「松坂屋」が鎮座し、地下道も伸び、その奥には「109(イチマルキュウ)」もそびえ立つ。さすが、政令指定都市。若者たちも、やんややんやひしめき合い、活気に満ちている。
 
 今夜のお店は、駅からほどほどの距離。途中、おでん屋さんがびっしり連なる「青葉横丁」をのぞき、クリスマスのイルミネーションが目映い青葉シンボルロードで道草を楽しむと、そろそろの時間。
 
 今夜の探訪先「鹿島屋」さんは、創業86年目という静岡の老舗居酒屋。
 
 熱気みなぎる店内では、どこのテーブルでも、みな席に着くなり、「かつを~」の連呼。メニューにも「名代かつを刺身850円」とある。
 
 まずは、その名代と「瓶ビール(中)520円」を注文。
 
 大好きな「かつを」の分厚いこと。身がもっちりとして、いわゆる「かつを風味」が上品にしておいしい。静岡の銘酒「磯自慢 本醸造650円」のぬる燗に合わせると、また、その美味が増す。
 
 地元特産の貝「ながらみ480円」と「静岡割り」なるものを注文。
 
 塩ゆでされた、ベーゴマのような殻の「ながらみ」は、あっさりながら、後で旨みがじわじわ~とくる。不器用ものには、相当手強いが、4個目にして、ようやくしっぽの方までとれた。これがまた、格別にうまい!!
 
   焼酎を緑茶で割る「静岡割り」は、濃厚で、その苦み爽快な香りが魚介の旨みをアップしてくれる。
 
 お隣に座る老夫婦は、熱燗で差しつ差されつ。なんとなく目が合い、どちらともなくにっこりお孫さんがここの「牛なべ」が好物で「たまに一緒に来るのが楽しみなんです」と教えてくれた。
 
   「店長からサービスで~す」と女の子たちが、糠漬け(大根、胡瓜、茄子、人参)を持って、満員の店内を巡る。
 
  「静岡割り~、もう一杯!!」。まだ冬至を過ぎたばかり。今宵は、たっぷりとがある。