日立システム、クラウド管理運用製品「RightScale」のサポートを開始

http://japan.zdnet.com/news/internet/story/0,2000056185,20411233,00.htm

2010年3月30日 15時18分 [ZDNet Japan 富永恭子(ロビンソン)]の記事。

<以下、私個人が勝手に解説している内容です。間違っているなら気軽にツッコミしてね。>

ザックリ書くと、日立システムアンドサービス(日立システム)が米RightScaleが開発したクラウド管理運用製品「RightScale」の販売代理店契約を締結しましたよって内容。

記事の内容的には、3月30日のものなので、やや出遅れ感のあるものですが、Amazon Web Services(AWS)と非常に関係が深い、管理運用製品のことである為、今回、取り上げてみました。

この「RightScale」は、

「クラウドシステムで利用するサーバの数をオペレーターの操作不要で適時増減する機能や、自動化運転の状況をリアルタイムで確認できる機能などを持つクラウド管理運用製品。」

であり、

「RightScale自体もサービスとして提供されており、Amazon Web Services(AWS)などの従量課金のパブリッククラウドシステムで多く利用されているという。」

と言うものであるそうで、クラウドのIaaSであるAmazon Web Services(AWS)の管理運用ツールとして米国では、数多く使われているものだと言う。

日立システムがサポートサービスを提供開始
日本からも使いやすくなったRightScaleのメリットとは
2010/04/07 @ITの記事。

http://www.atmarkit.co.jp/news/201004/07/rightsale.html

今回、その管理運用製品「RightScale」をユーザーが使用する際に、日本語でのサポートなどを行い、問題解決支援を行っていくと記事にはある。

「れによりユーザーは、システム構築時のRightScaleに関するトラブルを回避できるだけでなく、システム全体の構築期間を短縮でき、構築後のクラウドシステムの自動化運転においても運用、保守の手間をかけることなくシステムを効率良く稼動できるとしている。」

実際、米国のこの手の製品での問題点として、英語というハードルがあるのは、確かで読み書きできる人材で、且つ、IT用語も理解できる者をこの為だけに確保するのは、クラウド導入の一つの目標であるコスト削減から離れる本末転倒なものだと言える。
そこで日本語でのサポートが受けれるとなるとそのサービス提供は、非常に嬉しい。

また、現在、一部で言われる「マルチクラウド」の再に、この管理運用製品「RightScale」は、重要な位置にありこれを設定運用するにはそれなりの知識と経験が必要であり、サポートが無ければ、なかなか導入時の立ち上げも上手くはいかない。

日立システムでは、

7月1日より、

「RightScaleサポートサービスの他、システムの構築方法についてのコンサルティンングを提供する「RightScaleコンサルティング」」

のサービスを提供。

10月1日から

「RightScaleの機能を使ってシステムを監視し、定期的なレポートを提出する「RightScale監視・報告サービス」」

のサービスを提供すると言う。また、

「「RightScale運用代行サービス」と使用方法のトレーニングを提供する「RightScale教育サービス」についても2010年度中に提供を開始する予定という。価格はいずれも個別見積もりとなる。」

と言うことで、「RightScale」への代行的サービスも順次、予定されているようで、、Amazon Web Services(AWS)の企業への更なる本格展開に弾みがつくものではないかかと思われます。

現状、クラウドのIaaSのAmazon EC2/S3に置いての普及度は、かなり進みつつあるようで注目すべきものである。
その上でのこの様な動きが、実は、日本企業の水面下で行われていることを逃さず、どこがどの様に生き残りを掛けた展開を考えているのかアンテナを張っておく必要が、日本IT開発者にはあるでしょう。