$yamasan007の勝手にクラウド・ニュース解説!-富士通四国システムセンター
※富士通四国システムセンター

富士通四国システムズ、四国のクラウド拠点として「富士通四国システムセンター」を始動

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00000042-inet-inet

http://japan.internet.com/busnews/20100402/16.html

4月2日17時11分配信 japan.internet.comの記事。

<以下、私個人が勝手に解説している内容です。間違っているなら気軽にツッコミしてね。>

ザックリ書くと、富士通四国システムズが、事業統合を行いつつ、クラウド事業に乗り出すにあたって、「高知システムセンター」から「富士通四国システムセンター」に名称変更し、これまでの事業にあわせて、「仮想化サーバー環境を利用したオンデマンド型のクラウド」もやりますよと言う内容。

「富士通四国システムズ」のHP
 ↓
http://jp.fujitsu.com/group/shikoku/

上記記事の内容のプレスリリースのページ
 ↓
http://jp.fujitsu.com/group/shikoku/release/20100401.html

「富士通四国システムズ」は、「富士通」の100%出資会社で、子会社に当たります。
事業内容は、「システムインテグレーション」「パッケージソフトウェア」「アウトソーシングサービス」「システムコンサルティング」などを中心に行っているようです。

特に今回は、「アウトソーシングサービス」の「インターネットデータセンター(IDC)」を統合し、今後、急速に展開されると思われるクラウド・コンピューティングの備える目的がありそうです。

サービス的には、通常のIDCと変わりなく、充実した設備と「大量出力帳票の印刷や加工、仕分け、郵便局への持込までトータルサービスをご提供します。」とあるので、帳票関連の設備も備えているようです。

サービス内容は今度は、

「SaaS メニューを拡充し、業種・業務アプリケーションも含めたオンデマンド型のソリューションを提供していく」

とあるので、より充実したSaaSメニューで対応を図る方針であると思われます。

「オンデマンド」って何?って方は、以下参照。
 ↓
http://e-words.jp/w/E382AAE383B3E38387E3839EE383B3E38389.html

今回、私が注目しているのが、富士通の動きが徐々に加速度を増していると思われる点です。
実際、各大手ベンダーと呼ばれる企業は、今、こぞってクラウド事業に参入し、その独自色のサービスの模索を行っている最中ですが、そのなかでもNECに次、富士通の出方が最近、急速になっています。

社内の内部でゴタゴタがあった割には、迅速な動きにクラウド・コンピューティングのその脅威が迫っていると考えた方がいいのかもしれません。
多くのベンダー企業では、クラウドに対しての企業への売り込み方でどのようにしていくのか、サービスをどう提供するのか、注目したいところです。

所有から利用へ……然程、大きな意味はなさそうなこのフレーズには、実は、日本ベンダー企業のみならず日本IT産業全体の命運と言いますか、流れを変える何かが潜んでいる事は確かです。

それらの事をこの様な、記事で読み取る必要が日本IT関係者には必要な時代になっていると思います。