ディアイティ、「Google Apps」正規販売代理店として活動開始

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100325-00000005-bcn-sci

3月25日15時14分配信 BCNの記事

<以下、私個人が勝手に解説している内容です。間違っているなら気軽にツッコミしてね。>

ザックリ書くと、株式会社ディアイティ(本社:東京都江東区)が「「Google Apps Premier Edition」(Google Apps)正規販売代理店としての活動と、「Google Apps」をセキュアに利用するためのクラウド・セキュリティサービスを、3月25日から開始」とのそのままの内容。

そこで用語などの説明。

「セキュア」とは何?って方は、以下参照。
 ↓
http://e-words.jp/w/E382BBE382ADE383A5E382A2.html

「「Google Apps Premier Edition」(Google Apps/グーグルアップス)」って何?って方は、以下参照
 ↓
http://www.sophia-it.com/content/Google+Apps

http://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Apps

Googleの「Google Apps」のWEBページ
 ↓
http://www.google.com/apps/intl/ja/business/index.html

株式会社ディアイティのHP
 ↓
http://www.dit.co.jp/index.html

※上記、正規代理販売店に関しての「ディアイティ」のページ
 ↓
http://www.dit.co.jp/news/news2010/2010_0325.html


「Google Apps」は、「コミュニケーション・コラボレーション環境を実現するSaaS型パブリック・クラウドサービス」ということで、「Gmail」「Google トーク」「Google カレンダー」「Google ドキュメント」「スタート ページ」「Google Page Creator」また、ドメインとユーザーアカウント情報を管理できるコントロール パネルや、拡張APIなども同梱されているとの事。

その「Google Apps」を同社が長年培ってきている情報セキュリティコンサルティングの実績を使って、各ユーザー毎に導入運営をサポートするとの事。

その際に、

「Active Directoryとの連携やシングルサインオン環境など、利用シーンに合わせた環境構築の支援、情報セキュリティ維持のための利用者講習会、業務フローの改善や監査・報告等、導入から運用までのあらゆる場面におけるセキュリティを踏まえたクラウド・セキュリティマネジメント・サービスを提供」

とある。

「Active Directory」って何?って方は、以下参照。
 ↓
http://e-words.jp/w/Active20Directory.html

「シングルサインオン」って何?って方は、以下参照。
 ↓
http://e-words.jp/w/E382B7E383B3E382B0E383ABE382B5E382A4E383B3E382AAE383B3.html

ここで、注目して欲しいのは、サービス提供でどうするのか?だ。
単に、導入すると言うのではなく、まず、各ユーザー毎にそのニーズにあった形でそう導入するべきかセキュア性を踏まえた上でマネジメントをしますよと言うのが、ポイントになります。

企業がこの手のパブリック・クラウドの一種であるSaaS型の「コミュニケーション・コラボレーション環境」を導入するにしても、中々、どこまでをどう活用したらいいのか解らない。
IT企業ならまだしも一般企業では、なかなかSNS的な環境をセキュアに運用するには、もしくは、社員に活用してもらうように効果的に導入するにはどうするべきか見えない。

「SNS/ソーシャルネットワーキングサービス」って何?って方は、以下参照
 ↓
http://e-words.jp/w/SNS.html

そんな企業に対して、導入支援とサポートも含めて、同社は、行うサービスを展開する模様。
やや、コンサル的色彩が強いが、今後、このようなサービスを提供する企業は、増えるのではないかと推測が出来ます。
今までは、自社でサーバでSNSを立てるなど煩雑な作業があり、なかなか一般企業では敷居が高かったものが、かなり高機能なセキュアを踏まえたコミュニケーション・コラボレーション環境を活用できる機会が増えるのではないでしょうか。

記事の内容からは、導入しっぱなしでもなく、利用者に対する利用者講習会や業務フローの支援。
また、監査・報告等までサポートしてくれるとある。
実際、ERP導入ではタイムスケジュール上に教育も含まれるものだが、その手のものは操作方法などを利用者に教える程度であり、実際の業務フローを踏まえた上のサポートまであまり含まれていない。
故に、機能はあっても使われていないなどもままある。

サービス=機能ではないことの典型的な証明になるのだが、そのような導入したが使い方が解らないや、使い勝手が悪いなどなどシステム導入をやっていると一般企業は、どうしてもその後の運用がスムーズに行かない。
システム提供側は、お金さえ貰えばいいと腹を括ればいいかもしれないが、果たしてIT業界全体で見て、ましてはクラウドサービスを考える上で、決して好ましいことではない。

同社の今後のサポートの目標を見ている限りでは、その様なことはないようであるし、実績もあると見えるので、是非とも今後のクラウドサービス展開の模範となるような、サポートをやっていただきたいと思う。