$yamasan007の勝手にクラウド・ニュース解説!-Dr.Sum EA MotionBoard 構成イメージ・画面イメージ
※Dr.Sum EA MotionBoard 構成イメージ・画面イメージ

ウイングアーク、データ活用ツールをクラウドのデファクトに進化へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100326-00000013-bcn-sci

3月26日18時19分配信 BCNの記事

<以下、私個人が勝手に解説している内容です。間違っているなら気軽にツッコミしてね。>

ザックリ書きますと、ウイングアーク、データ活用ツールって何さ?って事ですが、要は、UI(ユーザーインターフェース)として、様々なデータを活用する為、ユーザー自身が操作し選択できる物を今後、クラウドでデフェクトスタンダートになるように開発していきますよ的内容。

「ウイングアークテクノロジーズ」のHP
 ↓
http://www.wingarc.com/

よく最近言われるのがBI(ビジネスインテリジェンス)であるのですが、今、現在、業務システムで集められた膨大なデータを蓄積・加工・分析して活用する為のUIと言うのは様々であり、また、意外に定型である。
画面で見るもの、帳票で統計情報あっても大概が定型である。

「BI(ビジネスインテリジェンス)」って何?って方は、以下参照。

http://e-words.jp/w/BI.html

そこには、ユーザーが介在できるものではない。
そこにユーザー自身がUIとして、自由に活用できるとしたら、それはある意味画期的ではある。

上記の記事に以下のコメントがある。

『「Dr.Sum EA MotionBoard」は、自分専用のダッシュボードを作成することができ、そのBoard(領域)上で、「Dr.Sum EA」のデータ用途に応じてチャートや明細データを使って集計・分析ができる。グラフや画像など、さまざまな情報をBoard上で扱うことができ、自由自在に拡大・縮小・移動して見ることができるので、見たい情報に効率よくたどり着けるという。さらに、データの異常値をアラートやメールで知らせたり、定期的に集計結果をPDFで配信するプッシュ機能で、重要データを見逃すことがない。』

これは、非常にユーザー(利用者)にとっては、魅力的なサービス形態であるともいえる。
必要に応じて、データを抽出し、チャートを組み立て、明細データを使って、集計を行いBIとして自身のビジネス事業に活用していく。
これらは、意外に求めていられているものであって、なかなか達成されていないIT業界の課題でもある。

多少の画面デザインなどは、変えられるとしてもその中身としての機能内容の立て付けを自在に変える事が出来ると言うことは、非常に重要な要素である。
実際は、クラウド・コンピューティングが展開されれば、その様なUIは必ず求められてくる。

可変的にクラウド上(DC)に格納されたデータにをBIを活用する為にユーザー自身が、いろいろな切り口で情報を分析するサービスは、ある意味、究極のサービスかもしれない。
ただ、どこまで実現できるかは、これからなのであろうがそのクラウド上でUIの標準規格になろうとする意気込みは凄いと思う。

ブログでもtwitterでも私は、「サービス=機能ではない」旨を訴えてきている。
ある程度、サービスと言う意味を真剣に考えているSEなりIT業界の方は、解っている事であろうが、多くの日本人SEは、まだまだイメージが出来ていないのが現状だろう。
それは、システムのUIがある面固定であり、クライアントの企業の業務とのF&G分析で埋める事に注力することが、要件定義などの分類だったから仕方がない。

だが、これからはそうはいかなくなる事を肝に何度も命じておくべきだ。
なぜなら、ユーザーが求めているのは、機能ではないのである。
「こんな結果は欲しい!」なのであってそれが、サービス提供者が提示していくことなのだ。